"The Scoots" | "Time To Get Cereal" | "Nobody Got Cereal?" |
"Time To Get Cereal" | |||||||
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話数 | シーズン22 エピソード06 | ||||||
邦題 | 今こそ"シリアル"に | ||||||
制作番号 | 2206 | ||||||
初放送日 | 2018年11月7日 | ||||||
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エピソード一覧 |
"Time To Get Cereal"'はシーズン22の第6話、シリーズ通算で293話目にあたるサウスパークのエピソードである。2018年11月7日に放送された[1]。
あらすじ[]
サウスパーク町に危機が訪れる。主役たちは、問題を解決できる人物がアル・ゴアのみであるという結論に至る[1]。
脚本[]
テグリディ・ファームで狩猟をしていたジンボとネッドは、熊らしき奇妙な足跡を発見する。息子スタンを連れたランディが通りがかり、農場で銃を持って回るジンボら2人に注意を促したところで、ふいに豚らしき動物の鳴き声があたりに響く。おびえて逃げだすネッドだが、鳴き声の主であるマンベアピッグにまもなく追いつかれる。マンベアピッグの襲来に恐怖する一同の表情が映り、場面が切り替わる。
パーク郡警察署では、事務仕事を終えたハリソン・イェーツが帰宅の準備をしている。彼はイェーツ宅ですぐにでもゲーム「レッド・デッド・リデンプションII」で遊ぶ予定だったが、またも学校での銃撃事件が発生したため[注 1]、現場に急行しなければならなくなった。
事件の発生現場であるサウスパーク小学校の運動場に到着したイェーツは、身体が引き裂かれた生徒の死体を見て、なおも銃撃事件であるとの見解を変えない。そのため彼は、学校で極端に孤立している生徒カートマンおよびケニーを、被疑者とみなして取り調べを開始する。
幼なじみと集まったスタンは、上記の殺人が人ではなく危険生物によるものだと主張する。そしてまもなく自分たちも同じ目に遭うとおびえた。
おびえるスタンを連れて、親友のカイルは自宅でかの危険生物について調査にあたる。その生物の名前が「マンベアピッグ」であると知るや、スタンはかつて"ManBearPig"でマンベアピッグの危険性を説くために町へとやってきた政治家アル・ゴアの存在を思い出す。
スタンとカイルは同じ結論に至ると、アル・ゴアの所在を確認することにする。
サウスパーク小学校での「銃撃事件」に関する調書を作成し終わると、イェーツ巡査部長はカートマンとケニーを留置所に収容する指示を出して、ようやく帰路につこうとする。しかし再び通報が入ったため、イェーツの帰宅はまたも見送られる。今度は屋外であるスターク池で殺人事件が起きたにもかかわらず、イェーツはあいも変わらず学校銃撃事件と決めてかかっていた。
留置所から脱走したカートマン、ケニーと合流したスタンとカイルは、アル・ゴアの所在をつかみ、グラマシー・レーンというボウリング[注 2]場へと赴く。アル・ゴアはそこにいたが、スタンらが自身の間違いを認めて助力を求めても協力には応じない。
彼の望みは唯一「謝罪を受ける」ことである。カートマンがわびると、アル・ゴアはひとまず満足したようだ。
飲食店レッドロブスターでは、利用客の男性がマンベアピッグについて妻と話している。複数人が信じたからといってマンベアピッグが実在する証拠にはならない、というのが男性の持論である。しかし男性がさらに論を展開する間、突如店内に現れたマンベアピッグが次々と人を襲いはじめる。
そこで男性はようやく事実に気付いたが、次の行動を起こす前にマンベアピッグによって殺害される。
飲食店オリーブガーデンでは、主役たちがアル・ゴアの機嫌を取るためにパーティを開く。会場には多量の食事が用意されており、曲が流れ、さらには実在するアル・ゴアの動画が映しだされている。アル・ゴアはいまだ主役たちを許しておらず、自身を笑いものにした過去をつぐなうように要求する。
4人とアル・ゴアの和解は不可能かに思われたが、ゲーム「レッド・デッド・リデンプションII」が話題に出たのを皮切りに状況が変わる。主役たちがゲームの攻略法を教える代わりに、アル・ゴアはスタンらへの協力を承諾する。
その頃、警察隊はバスキン・ロビンスで町民銃撃事件の調査にあたっており、さらには学校銃撃事件の被疑者であるカートマンとケニーが留置所から逃走したという情報を得る。すぐさまカートマンらの捜索を命じるイェーツに対して、部下はイェーツに帰宅とレッド・デッド・リデンプションIIで遊ぶことを勧める。
貸し倉庫へと主役たちを案内したアル・ゴアは、そこでマンベアピッグに関する資料を見せる。彼によると、マンベアピッグは悪魔であるので、何をするにしても人間の力には及ばない。そのため悪魔教[注 3]の召喚儀式[注 4]を施す必要があると主張した。
帰宅したイェーツは、昼食を勧める妻マギー・イェーツとともにレッド・デッド・リデンプションIIで遊ぼうとする。ところがゲームを開始しようとすると、妻が1人でストーリーを進めていたことに気付く。激怒したイェーツは、これまでのデータを削除してゲームを再開することにした。
ところ変わって主役4人とアル・ゴアは、森林で召喚魔術に取り掛かっている。アル・ゴアがなおも自身の正当性をかたくなに主張したため、スタンの我慢はもはや限界であった。"ManBearPig"の時点でマンベアピッグの存在を信じることなど誰にも不可能であったとスタンは反論する。
しかしマンベアピッグの脅威から町を守るためにはアル・ゴアの協力が不可欠であることもスタンは理解していた。そのため彼は、自身の思想に反してアル・ゴアに繰り返し謝罪をする。
いよいよ儀式が開始される。アル・ゴアは宣言通りに悪魔のサタンを呼びだした。サタンの助言を受けて、アル・ゴアとスタンらはマンベアピッグ討伐に関する情報収集のために図書館へと向かう。
サウスパーク公立図書館へと向かったスタンらとアル・ゴア、そしてサタンは、そこでマンベアピッグがサウスパーク町に突如現れた原因を突き止める。どうやらマンベアピッグは、過去に契約を交わした町民との契約条項に基づいて行動をしているようだ。
そこまで分かったところで、公立図書館は警察隊によって包囲される。イェーツ巡査部長はゲームを勝手に進めた妻にまだ怒っており、非常ないら立ちをあらわにしてカートマンらに投降を求める。
アル・ゴアから説得を受けたスタンたちは図書館を出て、警察隊にマンベアピッグの存在と、現在町が直面している危機について理解を呼びかけた。しかしゲームデータに対して執着しているイェーツは全く意に介する様子もなく、スタンとカイルをもまとめて主役4人を逮捕した。そしてひと仕事を終えたイェーツは、再びレッド・デッド・リデンプションIIで遊ぶために帰宅する。
場面が切り替わり、高齢者施設「草葉の陰苑」でニュース番組を見るマーヴィン・マーシュの姿が映る。逮捕される孫のスタンの姿を見、スタンが口にした「マンベアピッグ」という言葉を耳にしたマーヴィンは、自身の過去を悔やみながら恐怖におののく。
関連エピソード[]
脚本関連[]
脚本に関わるエピソード
画像 | 題名 | シーズン | |||
"Damien" | 1 | ||||
邦題:ダミアンのいんちきパパ サタンの息子ダミアンは、イエスとボクシングで「究極の善と悪の戦い」がしたいと言いだす。 | |||||
"ManBearPig" | 10 | ||||
「マンベアピッグ」に執心するアル・ゴアの活動は誰にも認められない。哀れに思ったスタンは主役たちと共に構ってやる。 | |||||
"The Ungroundable" | 12 | ||||
邦題:トレンドは吸血鬼 バターズがヴァンプキッズを本物の吸血鬼だと勘違いする一方で、彼らと混同されつづけるゴスキッズは対抗心を燃やす。 | |||||
"Margaritaville" | 13 | ||||
経済危機によりサウスパークが危険にさらされる。ランディは資本主義に引導を渡す。 | |||||
"Dead Celebrities" | 13 | ||||
アイクは有名人の霊障に悩まされる。弟を救うためカイルたちは悪霊払いや霊媒師に助けを求める。 | |||||
"Mysterion Rises" | 14 | ||||
クーンとその仲間たちは協力して人々を救う。一方、追放されたクーンは報復を誓い、クトゥルフのもとを訪れる。 | |||||
"Reverse Cowgirl" | 16 | ||||
邦題:幽霊訴訟 何度言われても便座を下げないクライドが原因で悲劇が起こる。 | |||||
"Goth Kids 3: Dawn of the Posers" | 17 | ||||
邦題:ゴスとエモ ゴスキッズが問題児を矯正する施設へと送還される。 | |||||
"Freemium Isn't Free" | 18 | ||||
邦題:フリーミアムは無料じゃない テレンス&フィリップの携帯ゲームにのめり込み、スタンはゲーム依存症となる。 | |||||
"Dead Kids" | 22 | ||||
邦題:乱射事件は茶飯事!? シャロンは銃の乱射事件を憂うるが、住民たちは気にも留めない。カートマンは数学のテストに落第し、その原因をトールキンに求める。 | |||||
"Nobody Got Cereal?" | 22 | ||||
邦題:みんな"シリアル"になろうよ 主役たちは牢屋を抜け出し、マンベアピッグを止めるために奔走する。そこに世界の終わりが近づき、地獄からサタンが現れる。 | |||||
"South Park: The Streaming Wars" | 短編映画 | ||||
サウスパーク町を揺るがす一大事件が起こるなか、カートマンは母親のリアンと意地の張り合いを始める。 | |||||
"South Park: The Streaming Wars Part 2" | 短編映画 | ||||
いよいよ干ばつ問題が間近に迫り、サウスパーク町は危機に直面する。 | |||||
脚本関連 |
その他関連[]
脚本に関わらないが、関連するギャグやアイテムが登場するエピソード
画像 | 題名 | シーズン | |||
"An Elephant Makes Love to a Pig" | 1 | ||||
邦題:カイルの象、豚とメイク・ラブ 母・シーラは、カイルが新しいペットの象を飼うのを「大きすぎるから」という理由で許さない。そこでスタンたちはメフィスト博士に遺伝子操作で象を小さくできないかと相談する。 | |||||
"Fourth Grade" | 4 | ||||
邦題:バック・トゥ・ザ・3年生 子供達は3年生に戻るため、ティミーの電動車椅子でタイムトラベルを試みる。 | |||||
"Here Comes the Neighborhood" | 5 | ||||
邦題:若きトークンの悩み サウスパーク唯一のお金持ちであることに疲れてしまったトールキンは、町に他のお金持ちを呼ぶことに成功する。 | |||||
"Make Love, Not Warcraft" | 10 | ||||
チーターにゲームを滅茶苦茶にされる子供たち。自分たちの世界を取り戻そうと、ゲームにのめりこんでいく。 | |||||
"Imaginationland, Episode II" | 11 | ||||
スタンとカイルはテロを阻止し、囚われたバターズを救出するため想像の国の入口を探す。いまだにカートマンの玉は乾いたままである。 | |||||
"Member Berries" | 20 | ||||
邦題:ナツカシベリー ハーバート・ギャリソンがなお選挙遊説を続けるなか、アメリカ合衆国の国歌斉唱に関する認識が現代にふさわしいものへと変化を遂げる。 | |||||
"The Damned" | 20 | ||||
邦題:さまよえる魂 インターネットを使って世界じゅうの人々を誹謗中傷の対象にしていたジェラルドだったが、注目を集めすぎたために、メディアによって自身の正体が暴露されるのではないかと恐怖を抱くようになる。 | |||||
"Fort Collins" | 20 | ||||
邦題:フォートコリンズ コロラド州全域でハッキング事件が | |||||
"Oh, Jeez" | 20 | ||||
邦題:まさかの展開 男女生徒間の不和を解消しようとPC校長が策を講じる一方、ジェラルドは自身を逮捕しにやってきたトロール・ハンターと対面しなければならなくなった。 | |||||
"Bike Parade" | 22 | ||||
邦題:自転車パレード Amazonに街を挙げた大ストライキが起こり、ランディは便乗して儲ける。商業主義に翻弄される主役たちは、自転車パレードのために団結する。 | |||||
その他関連 |
関連項目[]
Phone Destroyer関連カード[]
カード | テーマ | レア度 | 属性 |
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マンベアピッグ |
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コンチクショウッ、本当にいやがったのかよ! | |||
サタン |
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突撃:周囲の敵と味方に地獄の業火を浴びせる。 | |||
ファークル |
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遺志:味方陣営にいるゴスキッズの攻撃力を8上げる。 | |||
マイケル |
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自身と仲間のゴスキッズに呪文耐性を付与する。 | |||
ピート |
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自身と仲間のゴスキッズが攻撃するたびに、体力をわずかに回復させる。 | |||
ヘンリエッタ |
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仲間のゴスキッズが死亡すると、自身の体力を8%使用して蘇生させる。この能力で彼女自身が死ぬことはないが、自己蘇生することもできない。 |
脚注[]
出典[]
- ↑ 1.0 1.1 "Time To Get Cereal (Season 22, Episode 06)". southparkstudios.com.
訳注[]
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エピソードの要素 | |||||
ナビゲーション | |||||
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