"Christmas Snow/トリビア" | "The Pandemic Special/トリビア" | "South ParQ Vaccination Special/トリビア" |
ここはトリビアを記載するページです。情報は全て事実に基づき、またその証明が可能でなければなりません。引用を必要とする内容にはできる限り確実な情報源を掲示するよう努めましょう。不確実と思われる引用元がある場合は記事内のコメントに書き込んでください。
コロナウイルスについての言及[]
- 免責事項の文言に変更が加えられている。通常は「下品な内容のため番組の視聴は非推奨("due to its content")」であった文言は、「コロナウイルスによる影響のため……("due to COVID-19")」に差し替えられた。
- エピソードの序盤でランディが露店を出すシーンがあるが、これはコロナウイルスのために実際行なわれた路上検査を模倣したものである。
- パンデミックによる経済的打撃[1]や死傷者[2]等の被害状況は、ランディがサウスパーク町内を歩く場面で描写がされている。
- マスク着用に賛成・反対する人数と同じだけ、適切な着用法を身につけていない国民がいる[3] 。
- コロナウィルスの自然宿主がコウモリだとする説が、エピソード中にて言及される[4]。
- サウスパークの町では有名なチェーン店レッド・ロビンなどが相次いで閉業をしているが、コロナウィルスの世界的拡散による経済的な打撃を受けて、現実のアメリカ合衆国でも多くの店が営業停止もしくは閉業に追い込まれた。
- カートマンはZoomを使用してビデオ会議に参加していたが、これは実際にアメリカの子供が受けている授業形式が元となっている[6][7]。
- スタンがバターズの精神衛生状態を心配する場面があるが、都市封鎖により症状が認められた精神障害が多々ある。特に児童にとっては大きなストレス要因となっており、通学が不可能になったことで友人と過ごす時間が減少したことを皮切りに、うつ病の症状を訴える、家庭内で虐待を受ける、果ては自殺を試みるなど、解決必須の問題が多発している[8][9]。
- スタンから指摘を受けたにもかかわらず、トールキンが病院へ搬送された原因は発砲による負傷ではなくコロナウィルスによる健康状態の悪化のためだと警察官は主張した。これは病床や医療従事者の不足によってアメリカ疾病予防管理センター(CDC)や地方保健所の対応が追いつかずに、コロナ疾患による死者数が誤って報告されていた事実が示唆されたものである。実際は銃撃事件の被害者や別の病状、バイク事故により発生した死者の数が、感染死者に数えられていた[10][11][12][13]。
トリビア[]
- 本エピソードにはオープニング映像がないが、代わりに3分間のタイトル字幕が表示される。
- 同種の演出は"Pip"以降初めてである。
- ミッキーマウスからランディに送られた小包には血まみれの心臓がこん包されており、また血文字で「死は免れない("You're Dead")」と書かれていた。この文字デザインは、ビデオゲームSouth Park: The Fractured But Whole中でプレーヤーがゲームオーバー時に表示される血文字と酷似している。
- エピソードタイトル"The Pandemic Special"は、単にPandemic Specialと略称されることがある[14]。
- 商品の特売を発表した後、ランディは家族とともに帰路につく。予告動画にはこの時ランディとシャロンに加えてスタンとシェリーも車に同乗していたが、アニメ本編で子供2人の姿は後部座席から消えていた。また予告編ではシャロンにたしなめられたランディが「なんだって?("Wha?")」と反抗を示しているが、アニメ本編上ではこのせりふも削除されている。
- ハリソン刑事はパーク郡警察隊の資金不足について言及しているが、これは警察官によってアフリカ系アメリカ人を射殺する事件がたびたび起こったことにより、ジョージ・フロイド抗議運動をはじめとした抗議活動によって警察が活動予算削減(英語版Wikipedia)を迫られているという実情に基づいている。
- 本エピソードはMTVとMTV2(英語版Wikipedia)で同時放送された[15][16]。
- 当エピソードを含めサウスパークシリーズは、HBO Maxにて24時間ストリーミング配信されている。
- パーク郡警察の管轄下で戦車、大砲、装甲車等が使用されているが、これはアメリカ合衆国政府による警察の軍事化(英語版Wikipedia)計画に基づいている。
- 保護者と教員によるZoom会議画面では、ベーベの父親の名前が"Mr. Stephens"と表示されている。しかし一方で、オンライン授業を受けたベーベの名字は"Stevens"と表示されていた。
- Zoom会議にはアニー・ニッツ("Annie Knitts")という名前の成人女性が参加していた。アニーの母親が娘と同名である可能性もあるが、単に画面上の名前を変更していない可能性もある。
- 物語の終盤で、テグリディ・ファームには「火事により休業("Closed due to fires")」の看板が立て掛けられた。これは2020年の8月に起きた大規模森林火災を示唆する描写である。
- キャロルのZoom表示名は"ipad 494732"となっていたため、彼女は恐らく操作方法を熟知していないものと思われる。
- 以下、複数のキャラクター名が初めて公開された。
- ミスター・ターナーのファーストネームは「トーマス("Thomas")」
- レッドのラストネームは「マッカーサー("McArthur")」
- ミセス・プレストンのファーストネームは「スー("Sue")」
- ミスター・アンダーソンのファーストネームは「ミラード("Millard")」
- 2020年に放送されたのは唯一このエピソードだけである。
参照される大衆文化[]
- 学校を抜け出した児童たちを警察官が連行する間、モトリー・クルーの曲"Kickstart My Heart"が流れる。
- 校内に隔離中の児童を警察官が監視する間、1988年放映の映画ゼイリブの挿入曲"Coming to L.A."が流れる。
- エピソード中でミッキーマウスが職場としているのは、カリフォルニア州内の都市バーバンクにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオである[17]。
- ミッキーマウスの職務室に飾られているトロフィーは、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ(英語版Wikipedia)が第80回アカデミー賞までに獲得したものである[18]。
- ミッキーマウスの執務室には、ウォルト・ディズニー・スタジオの作品や、映画スターウォーズに登場したキャラクターの姿が確認できる。
- 1940年公開の映画ファンタジアに登場した、魔法使いの弟子であるミッキーマウス
- ベビーヨーダのフィギュア人形
- ミッキーマウスのフィギュア人形
- Uniters of the Universeのポスター(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのパロディー)
- 2013年公開のアニメーション映画アナと雪の女王のポスター
- ファースト・オーダー・ストームトルーパーが装着する戦闘用ヘルメットのレプリカ
- ミレニアム・ファルコンの模型
- 執務室で電話対応に追われるミッキーマウスのせりふには、ディズニーランドがアニメマンダロリアンの制作に難儀していることや、パンデミックの影響を顕著に受けたことを示唆している。
- 「そんならエプコット・センターなんて売っちまえ! 客が誰も来ないんなら、あんなもんはただのゴミじゃねえか!("Then sell fucking Epcot Center! If we can't get people on the rides, then sell the fucking thing!" )」。パンデミックにより業績が落ち込んだディズニー社の状況を示唆している[19]。
- 「いや、いや、マンダロリアンの制作は続けるってば!("No, no, no, I said more Mandalorian!" )」。マンダロリアンのシーズン2を待ち望むファンがいることを示唆している[20]。
- ランディがミッキーマウスを「ムーランの映画制作なんて容認したんなら、悪魔に魂を売り渡したも同然だ("a deal with the devil when you sold your Mulan shit to China"I)」といて責め立てているが、この時言及されたムーランとは、2020年に実写化された映画ムーランのことである。映画制作の過程では、
新疆 ウイグル自治区を撮影場所としたことで人権問題が発生したり、香港での警察に対するデモ活動が加熱しているまっただ中で、主役を演ずる役者2人(劉亦菲 と甄子丹 )が中華人民共和国と香港の警察を支持したことにより大きな論争を呼んだ[21][22][23]。 - ディズニーランドはもぬけの殻と化しており、ミッキーマウスしか姿を確認できないが、これはパンデミックで経営難に陥ったディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ(ディズニーランド・リゾートを経営する会社)について言及した描写である[24]。
- ビルド・ア・ベア・ワークショップが本エピソードにて登場する。
過去エピソードとの関連[]
- カートマンが自宅学習を行なった2度目のエピソードである。"Hooked on Monkey Fonics"でホーム・スクール授業を受けたカートマンは、この制度を非常に気に入った。
- トールキンが発砲により負傷したのは"World War Zimmerman"に続いて2度目である。
- South Park: The Fractured But Wholeでも銃撃を受けたが、被弾はしていない。
- 死神(Death)が登場したのは、シーズン1で制作された同名のエピソード"Death"以来である。なお、カメオ出演したエピソードは登場回数に算入しない。
- ランディとミッキーマウスがシーズン23のエピソード"Band in China"中の出来事を回想する場面がある。
- "Band in China"にはディズニーキャラクター、スターウォーズのキャラクター、NBAのバスケットボール選手が空港にて多数登場していたが、回想シーンの手荷物受取所には一般の乗客しかいない。
- カートマンが警察官によって教室まで連行された時、シーズン23のエピソード"Shots!!!"と同様豚のような鳴き声を上げている。
- ドクター医師が登場するのは"You're Not Yelping"のエピソード以来である。
- コロナウイルスの起源宿主がコウモリでなかったと知ってランディが安心する場面がある。その場面に居合わせたスタンはスーパー・ベスト・フレンズの弁当セットを持っている。なお検閲の対象となったキャラクタームハンマドの姿も確認できる。
- シーズン23のエピソード"Christmas Snow"では白色混じりのひげをたくわえていたランディだったが、本エピソードでは黒く染色しており、あごひげはそられている。
- 体育館のポスターには「ボブキャットを討て!!!("Beat the Bobcats!!!")」との文言があるが、ボブキャットとは"Elementary School Musical"でサウスパーク・カウズのチームが対戦したバスケットボールチームの名称である。
ケニーの死[]
- 大人たちが起こした暴動から避難しようとしたケニーは、警察隊の軍機によって射殺される。なおケニーが死亡するのはシーズン22のエピソード"Bike Parade"以来であり、画面上で死亡する姿を確認できるのはさらにさかのぼってシーズン17の"Titties and Dragons"以来で初めてである。
来訪者を探せ[]
- マクダニエルズ町長が執務室から町の暴動を見下ろす場面で姿を確認できる。口ひげを生やした来訪者が、青い建物の下で横転する車のすぐ後ろを走り抜けていく。なおこれと類似する場面は、シーズン15の"You're Getting Old"にも存在する。
制作上のミス[]
- Zoomでの授業中に、女生徒がネルソン先生を「スティーブンス先生("Mrs. Stevens")」と呼んでいる。
- 道路近くで雪だるまを作っていた赤いシャツの茶髪少年はマスクを着用していたが、警察官に学校へ戻るよう呼び掛けられるシーンでは、奇妙なことにマスクがどこかへ消えていた。ところが警察によって射殺されるシーンでは再度マスクを装着していた。
- マッケイ先生がZoom会議で保護者たちの口論を止めようとする場面で、シーラの画面だけが他の保護者のものより前面に突き出ている。
- エピソード終了の直前にラジオからニュースが流れる。暴動が起きたはずのサウスパーク町に、ナレーターは「果たして都市封鎖の令が下るのか(South Park is under lockdown "for the unforeseeable future.")」とコメントしていたが、現況を顧みるに町がまもなく機能を停止するとの予測は容易である。従って正しくは「まず都市封鎖の令が下るだろう("foreseeable future")」というコメントだったのだろうが、しかし本エピソードの1、2カ月後のエピソード"South ParQ Vaccination Special"では、すでにワクチンの配布が始まっている。
脚注[]
- ↑ "Coronavirus: A visual guide to the economic impact". BBC.
- ↑ "Covid worldwide death toll". Worldometers.
- ↑ "COVID-19 mask debate". Euronews.
- ↑ "Covid-19: Infectious coronaviruses 'circulating in bats for decades'". BBC.
- ↑ "Did pangolins spread the China coronavirus to people?". Nature.
- ↑ "From Chalkboards to Zoom Rooms: Teaching During COVID-19". Yale Poorvu Center for Teaching and Learning.
- ↑ "The COVID-19 pandemic has changed education forever. This is how". World Economic Forum.
- ↑ "The Coronavirus Seems to Spare Most Kids From Illness, but Its Effect on Their Mental Health Is Deepening". Time.
- ↑ "More youth are dying of suicide, overdose than COVID-19 during pandemic: CDC director". The Christian Post.
- ↑ "Florida officials admit counting MOTORCYCLE death as Covid-19 fatality, remove it from list after media scrutiny". RT.
- ↑ "Washington health officials: Gunshot victims counted as COVID-19 deaths". Freedom Foundation.
- ↑ "More BS Exposed: Florida’s "Youngest Coronavirus Victim" Died from Bilateral Pulmonary Edema and Internal Hemorrhages — NOT the Corona". The Gateway Pundit.
- ↑ "U.S. COVID-19 Death Toll Is Inflated". Real Clear Politics.
- ↑ シーズン24
- ↑ "Comedy Central’s Emmy & Peabody Award Winning South Park To Simulcast On Mtv And Mtv2 For First Time Ever With Pandemic Special Event Tonight, Wednesday, September 30th At 8:00pm Et/Pt" (September 30, 2020).
- ↑ "'South Park': ViacomCBS To Simulcast Pandemic Special Across MTV & MTV2" (September 30, 2020).
- ↑ "Walt Disney Animation Studios in Burbank, California.".
- ↑ "Academy Awards won by Walt Disney Pictures on the Disney Wiki".
- ↑ "Disney struggles with reopening global theme parks following COVID-19 closures". CNET.
- ↑ "The Mandalorian Season 2: Release Date, Cast Announcements and Plot Details – Everything You Need to Know". The Independent UK.
- ↑ "Disney's 'Mulan' faces boycott calls from activists in Hong Kong, Taiwan and Thailand". NBC.
- ↑ "Disney criticized for filming 'Mulan' in China's Xinjiang". Washington Post.
- ↑ "South Park's Pandemic Special rips Trump, Disney, cops". Entertainment Weekly.
- ↑ "Update on Disneyland Resort Operations (COVID-19 Response)".
| |||||
---|---|---|---|---|---|
エピソードの要素 |
エリック・カートマン • スタン・マーシュ • ランディ・マーシュ • イェーツ巡査部長 • サウスパーク小学校 • テグリディ・ファーム | ||||
ナビゲーション | |||||
発行物 |
South Park: The Complete Twenty-Fourth Season |