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Tsst "Tsst" "Make Love, Not Warcraft" "Mystery of the Urinal Deuce" Mystery of the Urinal Deuce
"Make Love, Not Warcraft"
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話数 シーズン10
エピソード8
制作番号 1008
初放送日 2006年10月4日
エピソード時系列
前話 次話
"Tsst" "Mystery of the Urinal Deuce"
エピソード一覧

"Make Love, Not Warcraft"シーズン10の第8話、シリーズ通算で147話目にあたるサウスパークのエピソードである。2006年10月4日に放送された[1]

あらすじ

オンラインゲームWorld of Warcraftを荒らし回るプレーヤーを倒すために、主役たちは力を尽くして立ち向かう決意をする[1]

脚本

スタンカイルケニーはオンラインゲームWorld of Warcraftで遊ぼうとしていたのだが、カートマンの参加が遅れただけでなく、スタンの父親が忠言をしに自室へと顔を出したため、なかなかゲームを始められずにいた。オンラインゲームを知らない父に「外に出て遊ぶよりも、インターネット回線を使っているからもっと多くの人と交流している」と言い返して追い払い、スタンは再度ゲームを始めようとする。しかし突如現れたプレーヤーによって、スタンたちは全員殺害されてゲームオーバーとなった。スタンらに抵抗する暇を一分いちぶも与えなかったそのプレーヤーは、対戦相手の同意なしに戦闘を始めて4人を殺し尽くしていったのである。

翌日、主役たちはWorld of Warcraftの制作会社であるブリザード・エンターテイメントへと苦情の電話を掛ける。同意もなしに戦いを挑まれたあげくに殺害されたとの報告を受けた問い合わせ係は、問題の解決をスタンたちに約束した後で電話を切る。
 通話を切った後、問い合わせ係は同僚に「理不尽に殺されたという苦情がまた来た。今後も増えつづけるに違いない」とこぼす。そして問題解決のために、彼女は上司にゲームシステムの欠陥を伝えなければならなくなった。

すぐさま緊急会議が開かれた模様で、ブリザード・エンターテイメントの役員とゲーム開発者たちが一室に集結していた。たった1人のプレーヤーによって理不尽にゲームから追い出される事例は頻発いるため、早急に手を打たねばゲームの利用者が減少すると憂慮したからである。
 現況を鑑みたCEOは、この悪質プレーヤーが定められたゲーム・ルールを守らないことのほかにも問題があると見解を述べた。World of Warcraftが発売されてから1年半の間、このプレーヤーは一時いっときも休まずにゲームで遊びつづけている。それ以外のことは何ひとつせずに、人生における貴重な時間をすべてオンラインゲームに費やしたせいで、他のプレーヤーがまるで太刀打ちできないほどに強化されたキャラクターを操っている。さらにゲームシステムを変更して同意もなく対戦を挑んでいることから、管理者であるはずのブリザード・エンターテイメントの誰もこのプレーヤーをゲームから追い出すことができない状況である。
 ゲームだけが生きがいの社会不適合者にどのように対処すべきなのか。彼らは答えを出せずにいた。

場面変わって、ランディの職場が画面に映る。World of Warcraftを始めた彼は、同僚であるピーター・ネルソンにパーソナル・コンピューターの画面を見せながら、ゲーム上で活躍する自身の雄姿を自慢していた。しかし例の悪質プレーヤーが背後から忍び寄ってきて、スタンらと同じくランディのキャラクターもすぐさま殺害された。

それから、カートマンはスタンら3人とクラスの男子生徒たち(バターズ・ストッチトゥイーク・トゥイークジミー・ヴァルマーティミー・バーチトークン・ブラッククライド・ドノヴァンクレイグ・タッカージェイソン・ホワイトケヴィン・ストーリー)を自宅の地下室に呼びだして、悪質プレーヤーを打ち倒す作戦会議を始めた。その作戦とは、夜を費やしてゲームに没頭し、全員で連携を組んで悪質プレーヤーと対峙たいじするというものだった。ほとんどの男子生徒は賛同を示したが、クライドだけが時間を浪費する作戦を嫌がったため、カートマンは第二次世界大戦でフランス共和国と対立したアドルフ・ヒトラーを引き合いに出して彼を説得した。
 一方バターズはWorld of Warcraftで遊んだことがなく、コンピューターはもっぱら「ハローキティ[注 1]」のゲームをすることに費やしていると発言した。そのためカートマンは、World of Warcraftを購入するように強制した上、自分たちのオンライン戦争に参加しなければ「(殴る、の意で)殺害する」と脅迫した。

そしてその夜にゲーム画面上で集結した男子生徒たちは、頃合いを見計らって悪質プレーヤーに一斉攻撃を仕掛けた。しかしながら、カートマンがバターズに自分と同じドワーフキャラクターの使用を禁止したために両者の間で軋轢あつれきが生じたことや、クライドがゲームに飽きて男性誌の「週刊プレイボーイ[注 2]」を読みはじめたことや、ランディがゲーム上に登場して子供たちの注意をそらしたことが要因となって、連携が取れなくなった男子生徒たちはまたも悪質プレーヤーに敗北を喫することとなった。
 一部始終を見ていたブリザード・エンターテイメントの役員たちは、悪質プレーヤーを止める手立てはもはやないと悲観した。すなわち、World of Warcraftはプレーヤーただ1人の手によって壊滅させられることになる。

ゲームをやめたスタン、カイル、ケニーはバスケットボール場で遊ぶようになった。ところへカートマンがやってきて、悪質プレーヤーを負かすまではWorld of Warcraftを続けるべきだと説得する。カートマンは独自に計画を立て直していた。プレーヤー同士が対戦不可能な森でのみ活動をして、悪質プレーヤーに匹敵ほど強くなるまでイノシシを狩るというものである。
 ただし、イノシシを倒して得られる経験値は低い。目標の強さに到達するまでは何百万を超える個体を倒さなければならず、目標の経験値560万を獲得するまでにおおよそ7週間の鍛錬が必要になるとカートマンは計算結果を出した。
 しかしながらそれでも、主役たちは戦うと決意した。そしてカートマン宅の地下室にこもってひたすらコンピューター画面と向き合って、架空の森でイノシシを狩りつづける。スタン、カイル、ケニーは体重が増えはじめて、ついにはカートマンと体型がほとんど同等になった。しかしそれでも最も肥えた子供はカートマンであることは変わらない。なぜなら彼もスタンたちと同様に体重が増えたため、およそ2倍も増量したからである。
 一方で、悲嘆に暮れていたゲーム会社の役員たちは、主役たちの努力する様を見て希望を取り戻す。悪質プレーヤーをゲームから追いだすために、彼らは主役たちに一縷いちるの望みを託した。

やがて役員の1人が、主役たちこそ伝説のプレーヤーとなる希望を見いだす。殿堂入りしたプレーヤーは千の矛盾をつく剣なる強力な——強力ゆえに並大抵のプレーヤーでは扱いきれないためにゲームから除外された——武器を使いこなす資格を有しているという。役員たちはゲームのプログラムを記憶させたUSBフラッシュドライブ[注 3]を取りだして、再度ゲームのシステム内に導入した。そして手遅れになる前に子供たちに剣を渡そうと急ぎ会社を出発する。

リアン・カートマンに生活のすべてを依存することでゲームを続けていた主役たちは、ついに悪質プレーヤーに対抗でき得るレベルまで到達した。そして森から抜けだすと、彼らは悪質プレーヤーを見つけだして戦いを挑む。彼らにとって最後の戦いがいよいよ幕を開けた。

自宅のドアベルに応対したランディは、ブリザード・エンターテイメントの社員2人と対面した。彼らはスタンが操作するキャラクターの命を守るために、どうしても千の矛盾をつく剣を渡さなければならないとランディを説得した。
 一方その頃、ひたすらにコンピューター操作を続けていたカイルが体の不調を訴える。カイルは手根管症候群を患っていると主張したが、カートマンは薬用の軟膏なんこうを与えて、それでもゲームを続けるようにカイルへ強いた。
 スタンの自室へ向かったランディとゲーム会社の社員だが、スタンは不在であり、シャロンからは息子がコンピューターを持参でカートマンの自宅に入り浸っていると知らされる。社員たちは再び絶望的な状況に陥った。今からカートマンの自宅に訪れてフラッシュドライブをコンピューターに接続した上でキャラクターに武器を渡せるほどの時間の余裕などとてもなかったからである。
 そこでランディは、スタンの代わりに自らが剣を譲り受けると主張した。しかし先述の通り、この剣は選び抜かれたプレーヤーにしか扱えない。ランディはWorld of Warcraftを始めたばかりの初心者であり、スタンのキャラクターに手渡すわずかな時間ですら剣を所有する力がないのは明らかだった。社員からそのように説明されたが、自分が行動する以外に勝利の道はないとランディは説得を重ねた。

その頃、カートマンにも体の不調が表れた。腹を下したカートマンは、リアンに「おまる」を用意させて排便した後、さらに休むことなくゲームを続けた。
 場面が変わって、スタンの元へと急ぐランディと社員2人が再度登場する。ランディは他人の車を奪いとってベスト・バイまで運転すると、店内でWorld of Warcraftを遊んでいた少年を突き飛ばしてコンピューターを独占する。そしてゲーム上でようやくスタンを見つけだして剣を手渡した(ところが、ランディは初心者であるため武器を手渡す操作を把握しておらず、スタンから操作方法の説明を受ける時間を浪費した)。
 スタンが剣を手に入れるのと同時に、ランディのキャラクターは悪質プレーヤーの攻撃を受けて致命傷を負った。父親のかたきを打つために、スタンは悪質プレーヤーのキャラクターに剣を突き刺す。強力な武器による攻撃を受けたプレーヤーは急速に弱体化して、その後矢継ぎ早に繰り出される猛攻を防ぐことができず、ついにカートマンの武器、ハンマーによって頭を砕かれる。
 カートマンが冥土の土産さながらに発したせりふ「アカウントを乗っ取っられる気持ちはどうだ。言ってみな!("Looks like you're about to get pwned!")」を最後にキャラクターが絶命すると、敗北したプレーヤー「Jenkins(ジェンキンス)」が自宅で呆然とコンピューター画面を眺める様子が描写される。今まで無敵を誇ってきたはずの彼は、自分自身がゲームの敗者となった現実を受け入れられない様子であった。

戦いの後でスタンはランディのふんするキャラクターの元へと駆け寄っていく。ランディは息子に愛していると伝えると、映画のいち場面のように感動的な演出の中で死亡し、ゲームからログアウトした。
 スタンたち、ランディと社員2人が勝利宣言をすると、今までJenkinsに虐げられていた他のプレーヤーたちもその場にその場に集合して勝利を祝い合う。その後まもなくわれに返ったスタンが「次に何をするか」と疑問を呈すると、カートマンはただゲームを再開するだけだと述べる。今まで膨大な時間を費やしてきたのとまったく同様に、主役たちはまたWorld of Warcraftのためにコンピューターを操作しつづけることにした。

関連エピソード

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関連エピソード


脚注

出典

訳注


  1008: "Make Love, Not Warcraft"
エピソードの要素

JenkinsWorld of Warcraft千の矛盾をつく剣ブリザード・エンターテイメント • "Live to Win"

ナビゲーション

一般トリビア画像台本補足情報視聴する

発行物

South Park: The Complete Tenth Season

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