"Back to the Cold War" | "Help, My Teenager Hates Me!" | "Credigree Weed St. Patrick's Day Special" |
"Help, My Teenager Hates Me!" | |||||||
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話数 | シーズン25 エピソード05 | ||||||
制作番号 | 2505 | ||||||
初放送日 | 2022年3月9日 | ||||||
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エピソード一覧 |
"Help, My Teenager Hates Me!"はシーズン25の第5話、シリーズ通算で314話目にあたるサウスパークのエピソードである。2022年3月9日に放送が予定された[1]。
あらすじ[]
主役たちがサバイバルゲーム[注 1]を楽しむには、中高生らとの連携および対決が必要不可欠である[1]。
脚本[]
場所はブロフロフスキー宅。ジェラルド・ブロフロフスキーが書斎で仕事をしているところへ、息子のカイルがやってくる。彼は母のシーラには告げないようにとジェラルドに頼みつつ、本物のようだが安全性の保証されたおもちゃの銃をカイルはせがむ。
おこづかいをおもちゃに費やすことを了解したカイルを、ジェラルドは「サウスパーク・サバイバルゲーム工しょう」という店へと連れていったが、店内に陳列された商品の数々を見て、銃器の安全性に疑問を抱く。説明を求められた店主によれば武器自体は安全だが、それを使用するプレイヤーたちも信頼に足る人物とは限らないと言った。
ブリンキーのサバイバルゲームフィールドでは、指導兼審判員が中高生らにゲームのルール説明をしている。しかし冗長な説明に反抗を示す中高生らは、意味のない不明瞭な言葉で無関心そうにあいづちを打つのみである。そこへ「チーム・フロッピー・ウインナー(Team Floppy Weiner)」を結成してゲームに参加を希望する主役たちが訪れると、中高生たちは小学生と遊ぶわずらわしさに文句を言い、難易度が下がることによってゲームが退屈になると憂慮する。そこで指導員は、ゲームを成立させるために中高生と小学生の混合チームを作って対戦させることとした。
主役たちは強力戦を十分に楽しむと、帰る道すがら楽しかった時間を共有しつつ、サバイバルゲームを継続的な遊びの1つと決めたようだ。カイルはペアを組んだ中高生から銃の手入れを教わる予定であった。
自宅へ戻ってもなお楽しかった遊びの時間を振り返っていたカイルに、ジェラルドが近づいて様子を訪ねる。カイルは興奮してジェラルドにゲームの内容を伝えていたが、ドアベルが鳴ると途端に階下へ向かう。ゲームで負った傷を隠すためにカイルが化粧品を使ったため、シーラはなぜ息子がおしゃれに気遣いはじめたのかと夫、ジェラルドに尋ねる。ジェラルドは多くを語ろうとせず、ただカイルが新たな楽しみを探求しているとだけ話した。
カイルがベルに応答すると、玄関先には中高生のトレヴァーと彼の母親が立っていた。母親はトレヴァーに別れを告げると、迎えにくるまでの間は自分の時間を楽しむと言って去った。
トレヴァーはサバイバルゲームをした時と全く同じ格好をしていた。そしてブロフロフスキー宅に上がり込むと、ソファに座ってテレビジョン番組を見はじめて、カイルに食べるものを作るように要求する。カイルは銃の手入れを教わりたかったが、トレヴァーに全くその気はなく、カイルをその場から追いだした。
その頃、カイルの親友、スタンも同様の状況に陥っていた。彼は自身がペアを組んだ中高生から電話を受けて、インスタントラーメン[注 2]の作り方を教えていたが、その中途で中高生の機嫌を損ねる。自宅でサバイバルゲームの動画を見ていたカートマンは、突然訪ねてきた中高生に便所を貸しており、マコーミック宅を訪れたカイルは、ケニーも似たような問題を抱えていることを把握する。
翌日、スタンとケニー、中高生らは再びサバイバルゲームで対戦する。スタンはペアの中高生と連携してケニーを狙撃したが、定められた射程距離を守らなかったことで懲罰を受ける。中高生は腹を立てたが、スタンは臆病者のために作られたルール(just a gay rule)だと一笑に付してゲームの続行を希望する。
カイルがなかなか姿を見せないため、スタンは対戦中にもかかわらず電話を掛ける。するとカイルは、ペアを組んだ中高生の買い物に付き合っており、整髪料を求めてスーパーマーケットにいることが判明する。当人であるトレヴァーが買い物に協力的でないなか、カイルは必ずフィールドに向かうとスタンに約束する。なお同店では、カートマンもボディローション[注 3]の買い物のため別の中高生に付き合わされていた。カートマンいわく、彼とペアの中高生は大半の時間を風呂で過ごしているようだ。
夜半、スタンはペアの中高生から再び電話を受ける。射程距離のルール違反で審判員と口論になった場面に中高生は言及し、また不適切な"gay"という俗語を使用したスタンに対して文句を言いつづける。gay(同性愛者)という意味で使ったわけではないとスタンは弁明しつつ、さらにホモセクシャルの飼い犬を話題にして、同性愛者を決して
翌朝、主役たちはデニーズに集まって直近の問題について話し合う。カートマンとペアの中高生はバスルームにこもりきりで有益な行動を起こさず、カイルとペアの中高生は彼を殺すと脅迫をしていた。そこでカイルはHelp! My Teenager Hates Me!という本を執筆して強力戦に再挑戦しようとしたのが、中高生たちの態度に変化が訪れる様子はまるでなかった。
息子の部屋をうかがったジェラルドは、銃を手にベッドへ座り込むカイルの姿を見る。遊びに行かないのかとジェラルドが訪ねると、カイルは中高生との仲がうまくいっていないと弱音を吐く。ただ遊びたいだけだという息子に、ジェラルドは小学生だけで遊べばいいと助言するが、フィールドでは小学生のみでの利用は不可能であり、強力戦は必須であった。
そこでジェラルドは、子供たちの父親であるランディ・マーシュとスチュアート・マコーミックをサバイバルゲーム工廠へと連れていき、おもちゃの銃が持つ安全性について説く。店員から中高生との対戦は無謀であると忠告を受けたジェラルドだが、プラチナカード[注 4]で商品を購入する。
カイルが不在のなか、カートマンとスタン、ケニーはフィールドへ再度訪れて、カイルがゲームをやめるきっかけを作った中高生たちに文句を並べ立てていた。
口論の末に、スタンらと中高生らは、負けたプレーヤーをチームから永久追放するという条件で対戦を決める。それから、いざ対戦方法について議論するかという間際で、武器を手にカイルと父親たちがその場に登場する。父親が不在のカートマンは[注 5]、同じくゲーム対戦用の銃を所持したジンボ・カーンがペアの相手となる。
父親と息子たちは共通の敵を得る。カートマンは元ペアであった中高生を便所で襲撃して倒し、ランディは自身の農場で製造した大麻商品を利用して中高生の注意をそらし、5人を一掃した。
主役と父親たちは対戦で勝利を収めた。そして帰り道、不満を爆発させて武器を壊した中高生たちが2度とフィールドに現れることはないと満足げに語り合う。主役たちは父親に礼を言い、父親たちは楽しい時間を息子と過ごせたことにも満足する。ジンボが空腹を訴えると、カートマンは彼にホットドッグを食べさせるために自宅へ招いた。
カートマン宅の外でジンボを待つ間に、父親たちは互いに息子たちの将来について話し合う。先ほど対戦した中高生と同様に、ジェラルドたちの息子もいつかは思春期を迎える。親の手に負えなくなる前に子供たちから「武器」を取り上げるようランディは提案する。しかしジェラルドは、小学生の息子たちが化け物へと変貌を遂げる前にやることがあると、意味深に述べた。
エピソードの連続性[]
- スタンは自分自身を性的少数派に対して最初に理解を示した町民であると述べている。恐らくこれは、シーズン1のエピソード"Big Gay Al's Big Gay Boat Ride"で自身の飼い犬、スパーキーがホモセクシュアルであった事実を示唆している。
- 中高生らをおびき出すためにランディが使用した大麻入りのビンは、シーズン24のエピソード"South ParQ Vaccination Special"で初登場する。
関連エピソード[]
画像 | 題名 | シーズン | |||
"Volcano" | シーズン1 | ||||
邦題:ケニー、火山噴火で爆死 週末にキャンプを楽しんでいたスタンたちだが、火山の噴火に巻き込まれる。 | |||||
"Big Gay Al's Big Gay Boat Ride" | シーズン1 | ||||
邦題:愛犬スパーキーのおホモだち スタンの愛犬スパーキーがゲイであることが発覚。動揺したスタンは大切なアメフトの試合で負けてしまう。 | |||||
"Cartman's Mom is a Dirty Slut" | シーズン1 | ||||
邦題:ママはヤリたガール(勃発!編) カートマンの父親は一体誰なのか。かつて開かれた「第12回サウスパーク・ドランケン・バーン・ダンス」に参加した全ての人物にその可能性がある。 | |||||
"Clubhouses" | シーズン2 | ||||
邦題:クラブラブハウス建設チュー ウェンディーとベーべと一緒にクラブハウスで「真実か挑戦か」ゲームをやりたいスタンとカイル。ただ、肝心のクラブハウス作りはこれからだった。 | |||||
"The Red Badge of Gayness" | シーズン3 | ||||
邦題:サウスパーク版南北戦争 毎年恒例の南北戦争再現劇が始まる。そこでカートマンは、史実で敗北した南軍を勝利させようと策を | |||||
"Free Willzyx" | シーズン9 | ||||
邦題:月に住むシャチ シャチのウィルジャックは月の鯨だと聞いた少年達は、MASA(メキシコ航空宇宙局)の助けを借り、200$で彼を月に戻す計画をする。 | |||||
"Smug Alert!" | シーズン10 | ||||
環境意識の低いサウスパークに嫌気が差したジェラルドは家族みんなでサンフランシスコへ引っ越す。スタンはカイルを取り戻そうと街を変えようとする。 | |||||
"Eek, A Penis!" | シーズン12 | ||||
邦題:チンチン大脱走 ギャリソンが男に戻ろうとあがく一方、代わりに教鞭をとるカートマンは教師としての才能を見出される。 | |||||
"201" | シーズン14 | ||||
有名人に、赤毛に、ムハンマド。サウスパークを襲う大混乱の末、カートマン出生の秘密がついに明らかになる。 | |||||
"Not Funny" | シーズン20 | ||||
邦題:シャレにならない ハイディは他の女生徒と異なって「面白い」と思っていたカートマンは、問題解決への糸口をつかんだと信じたために火星への移住を確信する。その頃、ジェラルドはトロール・ハンターを説得することで責任回避のためにあがきつづける。また大統領に当選したギャリソンは、強大な軍事力を誇示することで一国の統率者となった自身の権力を周囲に知らしめようとする。 | |||||
"The End of Serialization as We Know It" | シーズン20 | ||||
邦題:文明終えんの危機せまる トロール・トレース社開発のインターネット閲覧履歴照会サイトがついに開設された。シーラ・ブロフロフスキーはサイトにアクセスをして、夫ジェラルドの履歴を閲覧しようとする。カートマンがスペースXの科学者たちに火星へのロケット打ち上げを中止させようと説得を試みる一方、カイルと弟のアイクは、世界を脅威から救うために母親と真っ向から対立すると決意した。 | |||||
"Tegridy Farms" | シーズン22 | ||||
邦題:テグリディー・ファーム 学校では電子タバコが流行し問題となる。問題ばかり起こる街に嫌気がさしたランディは、一家ともども田舎へ引っ越し大麻農場を開く。 | |||||
"South ParQ Vaccination Special" | シーズン24 | ||||
サウスパーク(※原語表記"South ParQ")はコロナウイルスのワクチンをめぐって混乱の渦中にあった。ワクチン接種に反対する抗議グループが、主人公たちにワクチンを受けさせようとする教師らの妨害をはかる。 | |||||
"City People" | シーズン25 | ||||
母親が転職したと聞いて、息子のカートマンは怒りに燃える。 | |||||
"Back to the Cold War" | シーズン25 | ||||
乗馬競技で好成績を収められるか。バターズの技能に全てが委ねられている。 | |||||
関連エピソード |
Phone Destroyer関連カード[]
カード | テーマ | レア度 | 属性 |
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ハンター・ジンボ |
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正面に立つ敵を銃弾でなぎ払い、最も身近な味方遠距離部隊の攻撃力を7上げる。 | |||
用心棒ジミー |
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オーラ:身近な敵のチャージを停止させる。 | |||
冷酷な狙撃手ウェンディ |
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チャージ技:射程範囲内の敵3体を4秒間凍結させる。 | |||
クレイグ海兵隊員 |
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突撃:敵リーダーに毎秒5のダメージを与える毒を、敵ユニットには倍の効果を持つ毒を放つ。 | |||
ロボ・ベーベ |
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敵を殺害するたびに速度が上昇する。 | |||
賞金稼ぎハンター・カイル |
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飛行 | |||
スチュアート・グリル |
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突撃:正面の敵を3.5秒気絶させる。攻撃するたびに速度が上昇する。 | |||
潜入者ケビン |
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気絶もしくは凍結された敵に対してより大きなダメージを与える。 |
脚注[]
出典[]
- ↑ 1.0 1.1 "Help, My Teenager Hates Me! (Season 25, Episode 05)". southparkstudios.com.
訳注[]
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エピソードの要素 |
エリック・カートマン • カイル・ブロフロフスキー • ケニー・マコーミック • サウスパーク・サバイバルゲーム工廠 • サバイバルゲーム • ジェラルド・ブロフロフスキー • スタン・マーシュ • 中高生 • トレバー • ブリンキーのサバイバルゲームフィールド • "My Name Is Ruin" | ||||
ナビゲーション | |||||
発行物 |
South Park: The Complete Twenty-Fifth Season |