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トリビア[]
- 2000年に変更されたコメディ・セントラルのロゴが登場した初めてのエピソードであり、シーズン14の"Crème Fraiche"まで使用された。ただし、再放送されたシーズン1、2、3、シーズン4の1話から10話はこのロゴに変更されている。
- 本エピソードでチョークソンディク先生が初めて登場した。
- マッケイ先生には多くのせりふが与えられているが、キャッチフレーズの「んけーい("mmkay")」を口にしたのはたった1度である。
- オープニング主題歌の曲調が変更された初めてのエピソードである。映像の冒頭は通常どおり、バス停の背景と主役たちの断片が画面外から登場し、整形していくが、その後「4年生(4TH GRADE)」と書かれたロゴが地面の爆発と同時に登場する。そして曲調が変更された主題歌が流れるなか、3D映像化された主役とティミーが登場する(※シーズン4はティミーが最も活躍するシーズンである)。主役たちは画面内で繰り返し回転し、また演出としてさらなる爆発シーンが挿入される。しかし、これまでのエピソードが短い動画として挿入される演出は継続していた。本エピソードから変更されたこの映像は、シーズン5の"Kenny Dies"まで継続使用される。
- 曲調は変わったものの、ケニーの担当する歌詞に変更が加えられなかった。シーズン6とシーズン11でも曲調の変更はあるが、いずれもケニーの歌詞は変更もしくは削除されている。
- スタートレックオタクたちがスタートレックのオリジナルシリーズ「宇宙大作戦」が総計何話構成であるのか議論する様子は、オタクが陥りがちな典型的な議題である。なお、彼らにとって争点となるのは、エピソード「タロス星の幻怪人」(前・後編)を合わせて1話とみなすか、はたまた2話分に換算するかという点である。
- デンバー出身だと自己を紹介していたにもかかわらず、本エピソードのチョークソンディク先生にはイギリスなまりがある。このことから、彼女はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国生まれのデンバー育ちである可能性が浮上する。
- チョークソンディク先生の名前は「ペニスを喉に詰まらせる(chokes on dick)」という言葉を掛けたジョークなのだが、下品なユーモアが好きなはずのケニーが反応を示さなかったのは不自然である(※エピソードとの整合性により、一部翻訳を割愛)。
- DVDに収録されたコメンタリーによれば、マット・ストーンは当時サウスパーク・スタジオの技術責任者であったJ・J・フランズンとショーン・ラヴァーティ(Sean Laverty)を基にして、スタートレックオタクたちのキャラクターを創造した。
- これまでのエピソードでは、ティミーは言語障害により自分の名前以外話せないという設定であったが、本エピソードでは「お願い、助けて!("Please help me!"')」とせりふを発している。
- オタクたちの作業部屋では、マークラー星人の人形やエイリアンのポスター、来訪者、扉には"Spookyfish"に登場したエイリアンの姿が確認できる。
- マッケイ先生がカウンセリング業務に助手を必要としたのは本エピソードのみである。ヴィクトリア校長を精神的に支えるために、マッケイ先生はシェフを助手の代わりとした。
- 本エピソードではケニーの死にまつわるメタフィクションが存在している。このことからケニーが不死身であるという事実を知るキャラクターがいると推測される可能性もあったが、"Mysterion Rises"では反証される[注 1]。
- スタートレックオタクたちの作業場の扉に飾られていたエイリアのポスターは、エピソード"Spookyfish"の冒頭に登場したキャラクターと同一である。
- チョークソンディク先生が校長室を出た直後に、シェフが嘔吐するという場面があるが、彼の姿勢はチョークソンディク先生が退室の直前と全く異なっている。
- モナ・マーシャルがウェンディ・テスタバーガーの声を担当したのは本エピソードが最後であり、後任はシーズン4から7までイライザ・J・シュナイダーが務めた。
参照される大衆文化[]
- 本エピソードにはフランチャイズ「スタートレック」シリーズに関する多くの言及が存在する。
- オタクたちは、オリジナルシリーズ「宇宙大作戦」のエピソード「タロス星の幻怪人」(前・後編)を合わせて1話とみなすか、はたまた2話分に換算するかという点で言い争いをしており、この論争が脚本を大きく展開させる。
- 冷蔵庫に張られたポスターに書かれている言葉「転送しろ("Beam Me Up")」は、ジェイムズ・T・カーク船長のせりふ「チャーリー、転送を頼む("Beam me up, Scotty")[注 2]」の引用である。
- オタクたちの着ているTシャツに書かれている言葉「抵抗は無意味だ("Resistance is Futile")」は、新スタートレックに登場するハイブリット生命体「ボーグ」のせりふである。
- オタクたちが主役に説明したタイムトラベル論は、オリジナルシリーズに登場するスポックと、新スタートレックに登場するデータ少佐の提唱した理論を流用したものである。スポックの理論はエピソード「宇宙暦元年7・21」で、データの理論は「タイム・スリップ・エイリアン」にて登場する。
- オタクの1人は、「宇宙船USSエンタープライズが4度過去にタイムトラベルしたが、1隻も元の座標軸には戻ってきていない」と主役たちに忠告する。この4回というのは、オリジナルシリーズのエピソード「魔の宇宙病」、「宇宙暦元年7・21」、「宇宙からの使者 Mr.セブン」、そして映画「スタートレックIV 故郷への長い道[注 3]」である。
- 子供たちの扱い方を会得させるために、ギャリソンがチョークソンディク先生を指導する場面は、映画「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」で描かれたヨーダの模倣であり、ギャリソンの口調もヨーダと酷似していた。
- カートマンがチョークソンディク先生を挑発する際に口にしたせりふ「やれるもんならやってみな("Ha ha, charade you are")」は、ピンク・フロイド[注 4]の楽曲"Pigs (Three Different Ones)"(※英語版Wikipedia)内に登場する歌詞の一部である。
- 車椅子が暴走し、ティミーが降車すると爆発するという状況は、映画「スピード[注 5]」の模倣である。また爆発を防ぐために、車椅子の速度を時速5マイル以上に保つという制限は、アイルランドと英国の合作コメディ「テッド神父[注 6]」にちなんだ可能性がある。
- 電子レンジにガムテープで巻き付けれらたアヒルは、アニメ映画「ブレイブ・リトル・トースター 火星へ行こう!」に関する言及であった可能性がある。
- オタクたちの部屋に張られたポスターには、黒髪の女性と"Lena"という文字が書かれている。絵柄から、このポスターはテレビドラマ「ジーナ」のパロディと推測できる。なお、黒髪の女性が手にしている円形の物体は、同ドラマに登場するチャクラム(chakram)[注 7]と呼ばれる武器である。
- 肥満型で茶髪のスタートレックオタク男性は、成人向けアニメーションMetalocalypse(※英語版Fandom)に登場するキャラクター「エドガー・ジョンフル(※英語版Fandom)」と外見が似ている。
- 校長室の本棚にはキャシー・リー・ギフォードの写真が飾られている。
- オタクたちは、スタートレックとは別のSFテレビジョン番組「宇宙空母ギャラクティカ(※英語版Wikipedia)」においても、前後編のエピソードをどう扱うかで論争を繰り広げている。
過去エピソードとの関連[]
- ギャリソン先生は過去のエピソード(映画South Park: Bigger, Longer & Uncut)でカートマンから「痛い目に遭いたいか("How would you like to suck my balls?")」と挑発されていたが、本エピソードでチョークソンディク先生に指南したような好戦的な返答("present them")はしていなかった。
- カートマンのせりふ"Ha ha, charade you are."は、シーズン3の"Cat Orgy"やシーズン5の"Scott Tenorman Must Die"でも使用された。
制作上のミス[]
- ケニーがティミーを暴走する車椅子から救出しようとする場面において、金髪のオタクはスタートレック「宇宙大作戦」シリーズの総話数が72話だと主張しており、対する茶髪のオタクは73話であると主張していた。しかしその後、4年生らが新たなタイムマシンの製作するためにオタクたちを再度訪ねた際は、2人の主張が反転している。茶髪のオタクはST:TOSの総話数が72話であると異なる主張をしており、しかしながら、その直後に「……全72話の宇宙大作戦シリーズしかない世界でなんて生きちゃいられない!("And live in a world of 72 original Star Treks? I don't think so! I don't want to live in that world.")[注 8]」と述べており、今度は73話が本来のエピソード数であると主張を改めている。これらの描写を制作ミスと言うこともできるが、実際にトレッキーらの間で繰り広げられた総話数に関する論争が「78話、79話、もしくは80話か」であったことを考慮すると、ミスではなく制作側の演出であった可能性もある。
- 上記オタクキャラクターたちの結論はいずれも誤りであり、実際の宇宙大作戦シリーズは、全79話と1988年まで非公開であったパイロット・エピソード「歪んだ楽園」を含めた80話である。
- 金髪のオタクは、サウスパーク小学校の教室でも、彼の自宅でもはだしであったが、チャンネル・4・ニュースでインタビューを受けた際のみサンダルを履いている。
- ヴィクトリア校長は、前年度にギャリソン先生は失踪したと主張していたが、シーズン4のエピソード"Do the Handicapped Go to Hell?"に彼は登場しており、サウスパーク教会での礼拝に参加している。
- 生徒たちが初めて4年生の教室に入る場面で、クレイグ・タッカーと重なるように歩くトールキン・ブラックの体が数秒間、床から浮いていた。
- 4年生の教室には、エキストラキャラクターであるブリミーの姿もあったが、その後のエピソードで彼が授業を受ける場面は1度も描かれていない。
- チョークソンディク先生の利き手が右から左に変更されている。黒板に自身の名前を書く際や、出席を取る際は右手にペンを持っていたが、カートマンに懲罰としてエッセーの作成を命じた後に、テストの概要を黒板に記す際は、ペンを左手に持っている。
- 黒板に書かれたテストの概要は、子供たちがうなり声を上げた直後に消えている。
- ティミーを救出しようとした際にケニーは死亡したはずだが、エピソード終盤でカートマンが「先生、さようなら("Au revoir, teacher")」とあいさつをする場面では、教室でスタンの隣に着席している。しかし金髪のオタクが茶髪の仲間に「殺してやる!("I'll kill you!")」と叫ぶ場面になると、再度ケニーの姿が消えている。
ケニーの死[]
- 暴走する車椅子を止めるため、荷車に体を拘束されたケニーがティミーの救出に向かう。本来は車椅子とエンジンをつなぐ針金を切断する予定であったが、失敗してティミーのそばを荷車ごと通り過ぎていく。その際に道路のくぼみに荷車がはまり、弾みで横転する。ケニーは路面に顔面をつけながら「問題ない("I'm okay")」と発言しており、意識はあるようだったが、荷車を
牽引 していたSWAT隊のトラックが急発進したため、反転した荷車はそのまま地面を滑っていった。路面との摩擦で身体が削れたため、ケニーは死亡する。その様子を見たスタンは、特に表情を変えることもなく「まあ、分かりきった結果だろ("Well, who didn't see that coming?")」と発言した。
来訪者を探せ[]
- 3年生だった頃の思い出をカートマンが歌う場面で、曲とともに回想シーンが挿入される。教室の掲示板には子供たちが描いたペットの絵や写真が飾られているが、そこには「カール(Carl)」という名前が添えられた来訪者の顔も張られていた。
各国の吹き替え[]
日本語[]
- 邦題「バック・トゥ・ザ・3年生」は、映画シリーズ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のタイトルが基になっている。
標準中国語[]
- 4年生への進級に不満を示す主役たちは、批判の中でいくつかのメタフィクション[注 9]に言及している[注 10]。スタンはサウスパークシリーズの人気低下を懸念しており、カートマンは3年生であった過去を「最初の3シーズンの間」と現実に対応する期間を明示しており、カイルは香港のディレクターマイケル・マック(※英語版Wikipedia)に相談するべきだと述べた。
- スタンがケニーの死をばかばかしいと一蹴する場面のせりふは"all movies are made like that."(映画はそういうふうに作られている。分かりきった展開だ)となっている。
脚注[]
訳注[]
- ↑ なお、ティミーはシーズン5のエピソード"Cripple Fight"にて、当時敵がい心を抱いていたジミー・ヴァルマーにケニーの着用しているオレンジ色のパーカーを(恐らく殺害の意図をもって)プレゼントしている。このパーカーを着たジミーが直後にさまざまな事故に巻き込まれていたことから、ティミーはケニーの死に関する何かしらの情報を心得ているものと思われる。
- ↑ "チャーリー、転送を頼む". Wikipedia.
- ↑ "スタートレックIV 故郷への長い道". Wikipedia.
- ↑ "ピンク・フロイド". Wikipedia.
- ↑ "スピード (映画)". Wikipedia.
- ↑ "テッド神父". Wikipedia.
- ↑ "Chakram". 山海堂ホームページ.
- ↑ Fourth Grade/台本
- ↑ "フィクション". Wikipedia.
- ↑ 作品内の登場人物が現実世界に言及することを「第四の壁を破る(fourth wall breaks)」とも言い、エピソードの題名"Fourth Grade"に掛かっている。
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