白衣の女("The Woman in White")は、元顔射の女王("Splooge-Drenched Blowjob Queen")と名づけられていたランディ・マーシュ脚本のミュージカル劇である。シーズン15のエピソード"Broadway Bro Down"で登場した。
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有名なミュージカル劇には女性を性的衝動に走らせる暗号[注 1]が挿入されていると知ったランディは、熱心に鑑賞を続けていたミュージカル劇「ウィケッド」が公演場所をデンバーからワシントン州シアトルへと変更になったため、サウスパーク町でミュージカル劇を自ら制作することにした。
ランディはさっそく計画を実行に移したが、脚本上の題名は「顔射の女王(Splooge-Drenched Blowjob Queen)」であり、彼が女性に口内性交をさせたいという欲望が脚本の前面に押し出されていた。
なお劇の設定舞台は19世紀のシティーパーク[注 2]であり、役者である女性は白いドレスを、また男性は黒いスーツにシルクハットを着用している。
ランディが手掛けた脚本はブロードウェイ・ミュージカルの制作陣であるブロードウェイ・ブラザーズの注目を集めた。ミュージカルにかこつけて女性を操っていた事実が明るみになれば、今まで培ってきた世間からの信頼や自身の名誉が剥奪されると危惧した彼らは、サブテキストの欠如した演劇を制作しようとするランディに怒りをあらわにする。
ブロードウェイ・ブラザーズとランディとの関係性は険悪を極めていたが、決闘("Bro-down")をへて和解した後はランディの脚本改善に協力するようになり、最終的にはサブテキストをふんだんに取り入れた演劇「白衣の女(The Woman in White)」に改題された。
なお役者を伴った稽古の場面はエピソード中で描写されているが、その後このミュージカル劇が完成したのかは定かでない。