来訪者

来訪者（Visitors）は地球へやってきたエイリアンである。パイロットエピソード"Cartman Gets an Anal Probe"でエリック・カートマンの直腸検査^{[注 1]}を行なったのち、アイク・ブロフロフスキーを誘拐した。地球の探査後、エイリアンたちは地球上でもっとも賢い種族は牛だと判断したようだ。

外見[]

エイリアンに対する大方の認識（ロズウェル事件^{[注 2]}）と同様に、来訪者の皮膚も灰色である。背が高く痩身で、しずくを上下に反転させたような形状の頭部を持つ。目は細く、鼻はない。着衣はなく、この他に顕著な特徴も見られない。

来訪者の中で唯一判明している名前は、カートマンの尻に探査機を埋め込んだ「カール（Carl）」というエイリアンのみである。彼は新人の探査員であるため、誤ってサウスパーク町の牛を殺害した。
"An Elephant Makes Love to a Pig"や"Fourth Grade"で教室の掲示板に張られていた絵の中に来訪者がいるが、こちらの名前もカールという。
言葉はもっぱら「ムー（"Moo"）」としか話さない。ただし、この言葉は"Cartman Gets an Anal Probe"で交流をした牛たちから学習した可能性がある。

来訪者たちはシリーズを通して頻繁に姿を確認できる。多くのエピソードで、彼らはどこかしらに身を潜めている。

シーズン3と同じく、タイトルバック中に来訪者の姿が確認できる。
"Chef Goes Nanners" - KKKのローブをかぶったジンボとネッドの姿をシェフが目撃する場面にて登場する。同場面では、木に擬態して木陰に身を隠す来訪者の姿が1秒間のみ確認できる。
"Something You Can Do with Your Finger" – モールに向かおうとするマーシュ夫婦の寝室内で確認できる。ベッドの上方に飾られた橋には柱が複数本立っており、そのうち1本は擬態した来訪者である。
"Do the Handicapped Go to Hell?" - 2体の来訪者が確認できる。
- カートマンが告解室から放り出される場面にて、同告解室の上方両端に装飾として擬態する姿が確認できる。
- カートマンがカイル、ティミー、アイクに洗礼を施す最中、背景に立つ木の背後に姿を確認できる。
"Probably" - カートマンが運営する教会の上部に姿を確認できる。
"Fourth Grade" - スタートレックオタクたちが所有のコンピューター上と、教室の掲示板上に姿を確認できる。

"I'm a Little Bit Country" - エピソード終了間際、他のゲストキャラクターとともに登場
"Red Man's Greed" - SARS（重症急性呼吸器症候群）^{[注 3]}がサウスパークで流行した際に、現地リポーターが実況する背後の郵便局付近で姿を確認できる。

"Bloody Mary" - 臀部（でんぶ）から血を流す聖母マリア像へとマーシュ親子が近づいていく途中、スタンとランディが話す背後に混在する車体に紛れて一瞬だけ姿を確認できる。

"The Pandemic Special" - サウスパークで起こった騒動をマクダニエルズ町長がオフィスから観察しているシーンで、一瞬だけ姿を現す。
"South ParQ Vaccination Special" - ワクチン接種のために2体が列に並んでいる。その後主役たちがワクチンを求めてウォルグリーンに訪れた際にも登場した。物語の終盤で、パンデミックの終息を祝うシーンでも姿が見える。