サウスパーク・アーカイブス Wiki
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新入り
画像


新入り(The New Kid)、もしくは肛門野郎(Butthole)、ケツかき野郎(Buttstuff)、かん腸野郎(Douchebag)などと公式で呼称されるこのキャラクターは、ゲームシリーズSouth Park: The Stick of TruthおよびSouth Park: The Fractured But WholeSouth Park: Phone Destroyerでプレーヤーの分身として主人公を務める。なおこのようなキャラクターの特性上、アニメサウスパークシリーズには登場しない。またゲーム中もせりふはほとんどなく、終始無言を貫いているが、South Park: The Stick of Truthのエンディング・シーンでは「くだらねえ。クソして寝る("Screw you guys, I'm going home.")」と暴言を吐く場面が描かれている。

新入りの「本名」は政府の悪徳役人によって「ドヴァキン(Dovahkiin)」と明かされるが、この名前は悪徳役人によって新入りの生い立ちが語られる場面でのみ呼称されているため、正式な人名なのか、単に被験者を識別するために用いられる呼称であるのかは不明である。

新入りの外見はプレーヤーが任意に選択可能である。画像での実例は外見の項目を参照のこと。

背景

キャラクター創作の経緯

寡黙なヒーロー好きのトレイ・パーカーは、ゲーム制作にあたって物静かで淡々と任務を遂行する主人公「新入り」の個性をキャラクター設定に反映させることにした[1] (ただしゲームの終盤で設定の一部調整がされている)。

来歴

新入りの生い立ちや家庭環境はほとんど描写されておらず、唯一明かされていたのはサウスパークとは別の場所から引っ越してきたということだけだった。しかし「昔のことは忘れる方が賢明だ」という旨の発言が両親からあったことから、居住地を変えなければならなかった事情が何かしらあったことがうかがえる。The Stick of Truthの終盤では、悪徳役人により言及されたことで、カートマンを含む子供たちは新入りの本名がドヴァキンであることや、1947年にニューメキシコ州のロズウェルで不時着した未確認飛行物体(UFO)と新入りの間になんらかの関連があることを知る。
 この超常現象を解明するために結成されたのが悪徳役人率いる組織である。彼らは4年前まで不敗の功績を残していたが、超能力を持つ子供、新入りによってその記録を打破された。新入りの能力を手に入れたいがために捕縛を試みた組織だったが、新入りは組織の手をかいくぐって姿をくらました。
 「新入りの能力」とは放屁ほうひのことであると思い込んだカートマンたちだったが、役人が指しているのはインターネット上で友人を作る能力のことだった。役人によると、新入りは5歳になるまでに32億人もの人間と友人関係を結ぶことに成功している。

さらにSouth Park: The Fractured But Wholeで明かされた情報によると、新入りの能力は両親から継承されたものであり、友人作りの能力はなお向上しつづけていた。この特性がよくも悪くも人々の関心を集めることを憂慮した両親は、薬の服用を強制して一時的に能力の抑制を図った。しかしながら投薬の処置が適切ではなかったために副作用が生じて、結果新入りは超人的な放屁能力を身につけることとなった。

個人情報

The Stick of Truthではキャラクター設定のほとんどが未公開とされていたが、The Fractured But Wholeではプレーヤーの任意に追加・変更が可能となった。

設定可能な情報は以下の通りである。

  • 人種および民族性 - PC校長による協力の下で設定
  • 性別および性的指向 - マッケイ先生による協力の下で設定
  • 信条および信仰宗教 - イエス・キリストによる協力の下で設定
  • 能力源 - クーンにより付与される。その後変更可能
  • クリプトナイト[注 4][注 5] - モスキートによる協力の下で設定
  • 経済状況 - ベニーによる「協力」の下でルーレットを回す

犯罪歴

  • 不法侵入: カートマンからの依頼を受けた新入りは、居残りを命じられたクレイグを学校から帰宅させる必要があった。そこで学校の敷地に侵入し、任務遂行のために廊下監視委員と戦闘を試みる。この戦いに勝利すればクレイグは晴れて自由の身となる。またトークンからの依頼を受けた後は、彼の自宅周辺を監視する警備員を倒したのちに、セキュリティ・ゲートを通過しなければならない。新入りは護身用の唐辛子スプレーを武器にして、かつ自身に効力が及ばないようにガスマスクを装備して、警備員に奇襲をしかける必要がある。新入りはこの他にも複数の家で不法侵入を犯している。
  • 未成年の喫煙・薬物使用: ゴスキッズの仲間入りを果たすには、ゴスたちの認める身なりに変更した上でタバコを吸い、かつコーヒーを飲用して非全体主義者であると証明しなければならない。
  • 騒乱: 非全体主義者であることを証明するために、新入りはゴスキッズからさらなる指示を受ける。その内容は、コミュニティー・センターでPTAが出席する大規模な会議の場に侵入して、「くたばれ全体主義者('Fuck the Conformists')」と書いたプラカードを掲げるというものである。さらには現場の証拠写真を提示することも求められる(が、ランディ・マーシュにより計画実行の中途で阻止される)。
  • 医者として職歴詐称、無資格での外科手術施行:中絶クリニックの医師として身分を詐称するのとは別件で、女性用の着衣を身につけなければならない。その上で女生徒たちから依頼を受けて、「八方美人の尻軽女('two-faced bitch')」が誰であるかを調査し、その後男子生徒の集団に紛れ込む必要がある。複雑な任務をこなしつつさらには中絶手術を成功させることで、病院の男性医師であると証明する必要もある。
  • 警察職員として職歴詐称:身分を偽った上で出動し、戦闘に応じなければならない。なおこの戦闘中は特殊部隊SWATの戦闘服が着用可能である。

新入りの偽造パスポート

  • 身元詐称:中絶クリニックの医療カルテを入手するために、北の王国(カナダ)へ侵攻しなければならない。そのため新入りは計画の発案者であるカートマンから偽造パスポートを渡されるが、オハイオ州のクリーブランド出身者「ラリー・ボビンスキー(Larry Bobinski)」のパスポートには誤った情報が記載されていた。
  • 反逆:UFOが墜落した場所は立ち入り禁止区域とされていたが、新入りはフェンスを越えて侵入する。それから政府の機密情報が封入されたUSBフラッシュドライブを盗みだし、国家安全保障省への脅迫を企てる人物に譲渡する。さらにはアル・ゴアとその警護官、州軍を撃退しなければならない。なおこの犯行は、単に子供であったことやナチ・ゾンビの凶行を制止した功績を認められたために、反逆罪として起訴を免れている。
  • 反逆:UFOの墜落現場の他にも、立ち入り禁止区域とされている場所に政府の許可を得ず侵入している。
  • 殺人:新入りはシェフを含めナチ・ゾンビを複数名殺害している。しかしゾンビたちはカートマンおよびその仲間たち(新入り、スタンバターズカイルジミーケニー)を襲撃する目的でクライドが蘇生させた死体であり、さらにナチ・ゾンビの制圧はパーク郡警察隊により正式な要請を受けてのものなので、厳密には殺人にあたらない。これとは別に新入りは、カナダの王子からアルバータ州バンフ教区の司教を殺害するように依頼されるが、この依頼を受けるか否かはプレーヤーの判断に委ねられている。
  • 暴行:同年代の生徒や成人だけでなく、単なる通行人であるキンダーガーテンの幼児にまでも戦闘を挑み、暴力を行使している。
  • 強盗・窃盗:あらゆる場所であらゆる人物から物品を略奪し、収集する。
  • 国有財産の窃盗:特殊部隊SWATの戦闘服および装備は国有財産の一部であるが、新入りはこれを窃盗した上で私的利用している。
  • 器物損壊:UFOが墜落する原因を作ったのは新入りである。この墜落によってサウスパーク・モールは大破しており、物的損害による被害総額は数100万ドルに及ぶ。さらにはUFOの機体の一部が他の場所にも飛散しており、政府は現場に出動して後始末を強いられている。むろんUFOを所有・操縦していた名もなき宇宙人にとっても、この事故によって甚大な損害を被ったことは想像に難くない。
  • 破壊行為:金銭や廃棄物を得るために、新聞用自動販売機やディスペンサー、パーキングメーターなどの公共財を正当な理由もなく執拗しつように破壊して回る。

外出禁止履歴

新入りが外出禁止を命じられるのは、ボスキャラクターである廊下監視委員長との戦いに敗北したのち、両親が学校に呼び出された場合もしくは忘却の森に滞在しつづけた場合のみである。加えて門限を超過して遊びに熱中した場合も同じく外出禁止を言い渡されるが、拘束時間はそれほど長くない。

なおFractured But Wholeでは両親からの言いつけに反抗を示す能力が付与されるため、外出禁止令に従う必要はなくなった。

性格

South Park: Phone Destroyer

Phone Destroyerにおける新入りはゲーム依存であるか、カートマンによって長時間のゲームプレーを強いられている。そうして途方もない時間を携帯ゲームへとつぎ込むうちに、新入りはプレーヤーとしての腕を急速に上げる。彼(もしくは彼女)はカートマンの思惑通りに行動を起こすほどに純朴な性格であるようだ。


脚注

出典

訳注

  1. "Thunderpants". IMDb.
  2. "Final Girl". IMDb.
  3. Ass Blaster
  4. 能力発動の抑制を受ける因子もしくはキャラクター自身の欠陥を示す個性とも言えるが、設定元となったクリプトナイトという単語が持つ意味合いとは若干異なる。
  5. "クリプトナイト". Wikipedia.
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