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救済キャンプ(Camp New Grace)とはキリスト教の宗教施設であり、厳格な同性愛者嫌悪[注 1]の思想を運用理念としている。シーズン11のエピソード"Cartman Sucks"で登場した。エリック・カートマンが仕掛けた言動によって意図せずに同性愛者だと見なされたバターズ・ストッチは、父親によってこの更生施設へと入所させられる。

背景[]

キリスト教の思想を曲解した施設の職員は、入所者にバイキュリアス[注 2][注 3]という性的指向に対する恥を植え付けて言動を矯正しようとした。
 施設の最終目的は、自らの性的指向とは異なる対象に情動を感じることによって精神が不安定となった少年たちを「治療("cure")」によって正常な異性愛者に回復させることにあるが、自らの性的欲求を恥と教えられた少年たちはさらに混乱して精神に異常を来したため、多くが治療の完了前に自殺を図った。エピソード中は計4人の少年が自害したが、ブラッドリーは思いとどまった数少ない入所者である。

入所した少年らは同室者とペアを組んで、互いの「治療」を促進させる義務を負う。このペアはエピソード中で「運命共同体("accountabilibuddy")」と呼称された。

外観[]

一般的なキリスト教のキャンプ施設と同様に、建物内外には宗教に関する装飾が施されている。建築場所は人里離れた辺地に位置しており、敷地内の建築物はほとんどが茶色・オレンジ色などで草木の盛んな周囲の環境に合わせて塗装されている。母教会もあるが、赤く塗られた外観は一般的な山小屋[注 4]に酷似している。

脚注[]

訳注[]

  1. "ホモフォビア". PRIDE JAPAN.
  2. "bi-curious". Lexico.com.
  3. 異性愛者でありながら、同性との性行為に興味・関心を持つ人々の総称。両性愛者(bisexual)と、ある特定の範囲内において好奇心旺盛なこと・人(curious)という意の言葉を掛け合わせた造語である。従って「同性愛」もしくは「両性愛」という性的指向とは異なる。
  4. "The Ultimate Guide to the Different Types of Cabins". Cabin Life.