『後ろからどうぞ
「史上最も下品で奇天烈で、ポルノグラフィー映画界の闇を煮詰めたような作品」と言われる。さらに町の男性陣からは、「著名なキワモノ作品2つを混ぜ合わせたような代物」と評された。
背景[]
エピソード"The Return of the Fellowship of the Ring to the Two Towers"で、ランディ・マーシュは『後ろからどうぞ9』と『ロード・オブ・ザ・リング[注 1]』のビデオテープを借りた。しかしながら『ロード・オブ・ザ・リング』を知人のスティーブン、リンダに又貸しした際に、ランディは誤って『後ろからどうぞ9』を渡してしまう。

『後ろからどうぞ9』のいち画面
誤って又貸しされた『後ろからどうぞ9』を知らずに鑑賞したバターズは、『ロード・オブ・ザ・リング』で指輪に固執するあまりに精神に異常を来したキャラクター、ゴクリ(ゴラム)[注 2]のように言動が様変わりする。
ランディらの頼みを受けてビデオテープを取り戻した主役たちは、このテープによって人々が奇怪な行動を取りだすことに疑問を抱く。そして謎を解明するために、主役たちの友人トールキン・ブラックがテープの内容を確認することになった。
ビデオテープを鑑賞し終わったトールキンはぼう然自失していた。そしてそれ以降、主役たちとの遊びを拒否した。
そこで主役たちは、同じく友人のクレイグ・タッカー、ジミー・ヴァルマー、それから園児たちを誘って、保護者から預かったビデオテープをコニファーという町のビデオ店「二つの塔」まで返却しに行くことにする。
道中で、主役たちはバターズと同じくビデオゲームに魅了された6年生の
ビデオテープは無事主役たちの手によって返却されたが、彼らを追ってコニファーまでやってきたバターズは、ビデオ店の返却箱の中へとテープと共に落ちていった。
帰路に着く主役たちに、6年生と主役たちの保護者がようやく追いつく。トールキンとバターズ以外の子供がビデオテープの内容を見ていないとは知らない保護者たちは、ポルノグラフィー映画の内容は過激であっても愛情表現の一種であると、必死に子供たちを説得した。
トリビア[]
- DVDの特典音声によると、エピソード中に映されたポルノグラフィー映画の映像は、実在する作品である。
- ゲームSouth Park: The Stick of Truthでは、郵便局内にあるスレイブ君の私書箱から『後ろからどうぞ9』のDVDが発見できる。ただし私書箱を確認するには特定の鍵が必要である。
脚注[]
訳注[]
- ↑ "ロード・オブ・ザ・リング (映画シリーズ)". Wikipedia.
- ↑ "ゴクリ". Wikipedia.