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名前不詳の黒吸血鬼'(Unnamed Black Vampire)はシーズン17のエピソード"Goth Kids 3: Dawn of the Posers"、加えてSouth Park: The Fractured But WholeのDLC From Dusk till Casa Bonitaで初登場したキャラクターである。サウスパーク・ヴァンパイアクラブに所属する唯一の成人メンバーでもある。

背景[]

ピートファークルは、エモに変えられてしまった仲間を救うために、協力を求めてヴァンプキッズに会いに行く。ピートたちによって壊滅の危機に陥ったヴァンパイアクラブは再結成がなされており、その中のメンバーに「名前不詳の黒吸血鬼」がいる。彼がヴァンパイアクラブの中にも仲間を騙っているエモの人間がいる可能性を指摘すると、ピートはあっ気にとられた表情でうなずいた。黒吸血鬼は椅子から飛び上がると、すぐにブラッドミアへと近寄っていって裏切り者の疑いをかけた。

その後ピートとファークルは、黒吸血鬼、マイク・マコースキーラリー、その他ヴァンプキッズを連れてヘンリエッタの自宅へ赴く。そしてエモへと変わってしまった姿を彼らに見せた。黒吸血鬼はヘンリエッタの自室に侵入して彼女との決闘を望んだが、ピートはそれよりも子供をエモへと変える元凶を抹消する方が効果的だと説得する。そこでマイクは小説家のエドガー・アラン・ポーを救世主として召喚することにした。

黒吸血鬼はその後、ピートたちがエドガーを召喚する場面にも登場する。エドガーの幽霊が現れると、ピートはいまわしい施設について彼に説明した。するとエドガーはプラスチックの牙をつけたヴァンプキッズと一緒にされたくないと言って、吸血鬼ごっこをしている子供たちをあざわらった。それを聞いて喜ぶピートだったが、エドガーは同様にゴスキッズも見下しており、ピートの髪型を悪魔の血便をまき散らしたようなヘアスタイルだとやゆした。これを聞いた黒吸血鬼はピートに嫌味を返している。

それから黒吸血鬼たちは施設へと赴き、エモ化を食い止めるために建物ごと燃やす計画を実行に移そうとした。この時黒吸血鬼は、もしも今自分の周囲にいる誰かがエモに変化していることを知ったならば気が違えるだろうと漏らしていたが、皮肉にも彼の不安は現実のものとなった。

ファークルがすでにエモ化していると発覚するや、黒吸血鬼と他のメンバーはファークルと施設の職員であるハワード・フラナガンによって椅子に縛りつけられる。ハワードによると、エモは観葉植物であり、彼が世話をするその植物は子供をあまねくエモに変えていくつもりのようだ。
 しかし集団から一時離脱していたエドガー・アラン・ポーがエモのリーダーである植物を撃つと、エモの元凶と思われていたものの正体が実はホームセンターにて29.95ドルで売られている一般的な観葉植物であると発覚した。すべてはハワードの妻・サラによって仕組まれた冗談であり、ドッキリ番組の企画だったことが最後に明かされた。

黒吸血鬼は"Goth Kids 3: Dawn of the Posers"以降再登場はしていないが、ゲームSouth Park: The Fractured But Wholeの追加シナリオであるFrom Dusk till Casa Bonitaでは敵役として登場する。しかしアニメ本編とは声優が異なるようだ。

外見[]

名前不詳の黒吸血鬼は癖のある黒髪を持ち、顔にしわがある。藍色のバンダナを巻き付けており、トワイライトシリーズの絵柄が印刷された袖の短いTシャツを着ている。また灰色のバックルがついた黒いベルトを締めており、藍色のズボンと黒い靴を履いている。しかしFrom Dusk till Casa Bonitaではドクロの絵柄のついたごく簡素な黒Tシャツを身につけていた。

性格[]

ゲーム内・アニメ本編内における描写から、黒吸血鬼はギャング集団の構成員によく見られる性質を有していることが分かる。とりわけ暴力を好み、強い仲間意識を持ち合わせている。

せりふの引用[]

  • Well whoever you is, you better get yo' ass ready to run, muthafucka, 'cause you're a damn traitor!


脚注[]

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