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千の矛盾をつくつるぎ(Sword of a Thousand Truths)は、シーズン10のエピソード"Make Love, Not Warcraft"に登場した架空の武器である。エピソード中では、オンライン・ロールプレイングゲームWorld of Warcraft内において使用された。

"Make Love, Not Warcraft"で語られるところでは、武器性能があまりにも高かったためにゲーム上での使用開始は延期となった。千の矛盾をつく剣のゲームデータは1GBのUSBフラッシュドライブ[注 1]に保存されてそれきりだったが、制作会社で会計係を務めるソールズマン(Salzman)によって、この強力な武器を扱えるプレーヤーがいつか現れると予知されていた。

主役たちは、World of Warcraftジェンキンス(別名:グリーファー)と呼ばれる悪質なプレーヤーと戦わざるを得なくなった。そこでブリザード・エンターテイメントの社員たちは、ランディ・マーシュを介することでスタンに千の矛盾をつく剣を託し、スタンら4人を勝利へと導いた。

外観[]

刀身は大きく、青色に発光している。手にしたプレーヤーに強大な攻撃力を与える。

トリビア[]

  • 制作会社の社員によると、この武器は1秒間につき120のダメージを敵に与える。そして持ち主に80のスタミナを与え、さらに敵のマナを即座に減らすことで命中率を減少させる。
  • "Make Love, Not Warcraft"のエピソード放送後、World of Warcraft: The Burning Crusade(ベータテスト版)では千の矛盾をつく剣がアリーナの戦利品として登場した。武器の説明文には「ソールズマンの傑作("Finely crafted to Salzman's specification")」と記されている。ただし、エピソードにおいて言及された武器性能とはまったく異なっていた。
  • 千の矛盾をつく剣は、World of Warcraftで以前より存在していた武器"The Hungering Cold"[注 2]と外観がまったく同じである。
    • のちにこの武器は"Slayer of the Lifeless"という名前に変更されたが、外観はThe Hungering Coldのデザインが流用されている。また、今回も千の矛盾をつく剣と性能が異なるが、説明文は「ソールズマンの予言("As Foretold by Salzman")」というように文言が変更されている。なお、予言通りにJenkinsは他のプレーヤーによってゲームの世界から追放された。
  • 千の矛盾をつく剣はWorld of Warcraftのカードゲーム上にも登場している[注 3]Fires of Outlandテーマのカードパックに封入されているこの剣は、"Make Love, Not Warcraft"のエピソードで言及されたものとほぼ同等の武器性能を有している。千の矛盾をつく剣のカードを提示した場合、敵の手札を全て無効化することができる。
    • ブリザード・エンターテイメントの別作品であるオンライン・カードゲーム「ハースストーン(Hearthstone)[注 4]」は、World of Warcraftの世界観を踏襲している。そのため拡張パック"United in Stormwind"では、"Make Love, Not Warcraft"にて言及されたイノシシも登場している[注 5]。なお、このイノシシ"Elwynn Boars"を7匹殺すと千の矛盾をつく剣を獲得できる。この剣はサウスパーク内のエピソードで言及された通り、敵キャラクターのマナを減少させた上で強大な攻撃力を発揮する。
  • ゲームSouth Park: The Stick of Truthにも登場したが、その際は取るに足らないごみという扱いであった。

外部リンク[]

脚注[]

訳注[]

  1. "USBフラッシュドライブ". Wikipedia.
  2. "The Hungering Cold" (言語:en). Wikipedia.
  3. "Sword of a Thousand Truths (Fires of Outland)" (言語:en). Wowpedia.
  4. "ハースストーン". Wikipedia.
  5. "Elwynn Boar" (言語:en). Hearthstone Wiki.
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