千の矛盾をつく
"Make Love, Not Warcraft"で語られるところでは、武器性能があまりにも高かったためにゲーム上での使用開始は延期となった。千の矛盾をつく剣のゲームデータは1GBのUSBフラッシュドライブ[注 1]に保存されてそれきりだったが、制作会社で会計係を務めるソールズマン(Salzman)によって、この強力な武器を扱えるプレーヤーがいつか現れると予知されていた。
主役たちは、World of Warcraftでジェンキンス(別名:グリーファー)と呼ばれる悪質なプレーヤーと戦わざるを得なくなった。そこでブリザード・エンターテイメントの社員たちは、ランディ・マーシュを介することでスタンに千の矛盾をつく剣を託し、スタンら4人を勝利へと導いた。
外観[]
刀身は大きく、青色に発光している。手にしたプレーヤーに強大な攻撃力を与える。
トリビア[]
- 制作会社の社員によると、この武器は1秒間につき120のダメージを敵に与える。そして持ち主に80のスタミナを与え、さらに敵のマナを即座に減らすことで命中率を減少させる。
- "Make Love, Not Warcraft"のエピソード放送後、World of Warcraft: The Burning Crusade(ベータテスト版)では千の矛盾をつく剣がアリーナの戦利品として登場した。武器の説明文には「ソールズマンの傑作("Finely crafted to Salzman's specification")」と記されている。ただし、エピソードにおいて言及された武器性能とはまったく異なっていた。
- 千の矛盾をつく剣は、World of Warcraftで以前より存在していた武器"The Hungering Cold"[注 2]と外観がまったく同じである。
- のちにこの武器は"Slayer of the Lifeless"という名前に変更されたが、外観はThe Hungering Coldのデザインが流用されている。また、今回も千の矛盾をつく剣と性能が異なるが、説明文は「ソールズマンの予言("As Foretold by Salzman")」というように文言が変更されている。なお、予言通りにJenkinsは他のプレーヤーによってゲームの世界から追放された。
- 千の矛盾をつく剣はWorld of Warcraftのカードゲーム上にも登場している[注 3]。Fires of Outlandテーマのカードパックに封入されているこの剣は、"Make Love, Not Warcraft"のエピソードで言及されたものとほぼ同等の武器性能を有している。千の矛盾をつく剣のカードを提示した場合、敵の手札を全て無効化することができる。
- ブリザード・エンターテイメントの別作品であるオンライン・カードゲーム「ハースストーン(Hearthstone)[注 4]」は、World of Warcraftの世界観を踏襲している。そのため拡張パック"United in Stormwind"では、"Make Love, Not Warcraft"にて言及されたイノシシも登場している[注 5]。なお、このイノシシ"Elwynn Boars"を7匹殺すと千の矛盾をつく剣を獲得できる。この剣はサウスパーク内のエピソードで言及された通り、敵キャラクターのマナを減少させた上で強大な攻撃力を発揮する。
- ゲームSouth Park: The Stick of Truthにも登場したが、その際は取るに足らないごみという扱いであった。
※外部リンク[]
脚注[]
訳注[]
- ↑ "USBフラッシュドライブ". Wikipedia.
- ↑ "The Hungering Cold" (言語:en). Wikipedia.
- ↑ "Sword of a Thousand Truths (Fires of Outland)" (言語:en). Wowpedia.
- ↑ "ハースストーン". Wikipedia.
- ↑ "Elwynn Boar" (言語:en). Hearthstone Wiki.