ミセス・フィーガン(Mrs. Feegan)はラリー・フィーガンの母親であり、熱心な菜食主義者である。シーズン15のエピソード"Broadway Bro Down"に登場した。
背景[]
両親のランディ・マーシュとシャロン・マーシュがニューヨーク市のブロードウェイ・ミュージカルを鑑賞しに行く週末、スタン・マーシュとシェリー・マーシュきょうだいはフィーガン家の世話になった。
そしてフィーガン家での夕食中に、ミスター・フィーガンは菜食主義の利点をシェリーとスタンに説いて聞かせた。菜食主義および救命具は、健康維持を促進するだけでなくガンや心臓病や、もちろん溺死する可能性を限りなくゼロに近づける。
しかしミスター・フィーガンの話を聞いたシェリーは、たとえ健康を害する要因があったとしても、人生そのものの選択は息子であるラリー自身にさせるべきだと進言した。ラリーは明らかに両親を恐れており、それゆえ自己主張ができないでいた。そのため両親へ意見したシェリーに向けてひそかに手を振り、さらに言葉を続けるようシェリーに訴えかけた。ラリーに1度でもステーキ肉を食べさせてやれば、もう彼は学校でいじめに遭うこともないだろうというシェリーの言葉を聞いて、フィーガン夫妻は怒りをあらわにした。
しかしこの出来事がきっかけでラリーの心境に確実な変化が生まれる。ラリーは自発的に行動を起こすようになり、シェリーに向けての恋情を積極的に訴えるようになった。2人の関係が友人から恋人同士へと発展すると、ミセス・フィーガンはマーシュ宅を訪れてシャロンと茶会をするようになった。
ラリーが自分自身の殻を破る決断をしたことをミセス・フィーガンは喜び、また息子が決断する勇気を与えたシェリーに感謝していた。一方でラリーが常時身につけていた救命具を外したことには懸念の表情を浮かべたが、息子の言動をきっかけにフィーガン家全員が言動を改める好機になるのかもしれないと前向きな姿勢を見せた。それからミセス・フィーガンはランディが制作しているミュージカル劇について言及して、成功を願っているとシャロンに声援を送る。
性格[]
ミセス・フィーガンは夫と同じくラリーに過保護であり、菜食主義を強制させるだけでなく、場所問わず日常的に救命具を身につけさせていた。ラリーは両親を恐れていたため、彼らの言動に対して意見することさえできなかった。
しかしミセス・フィーガンは夫ほど厳格な思想は持ち合わせていないようだ。彼女はラリーが勇気をふるって救命具を脱ぎ捨てた事実を容認しており、ラリーの親への反抗心に怒るどころか、息子にとって精神的成長を促す好機であると前向きに受け止めている。それからランディが制作しているミュージカル劇について言及して、成功を願っているとシャロンに声援を送った。
外見[]
金色の短髪と眉毛の持ち主であり、耳と鼻、ピンク色の口紅を塗った唇は写実敵に描かれている。紺色のポロシャツとターコイズブルーのジャージーを身につけており、左右に白い縦じまが描かれている。また紺色のサンダルを履いており、これにも白いしま模様が入っている。シャツとサンダルにおいては夫とそろいの格好である。
また彼女を含めて家族全員が、溺死を防止するためにオレンジ色の救命浮き環を首に巻き付けている。このことからフィーガン家はそろって生存主義者(プレッパー[注 1])ではないかという見方もできる。
脚注[]
出典[]
- ↑ ""South Park" Broadway Bro Down (TV episode 2011)". IMDb.com.