サウスパーク・アーカイブス Wiki
Advertisement

マキシ神父(Father Maxi)はサウスパーク教会を運営するローマ・カトリック教会の司祭であり、サウスパーク町内のキリスト教組織を代表する人物である。シーズン1のエピソード"Mr. Hankey, the Christmas Poo"にて、マット・ストーンが声優のもと登場した。

背景

身体的障害が理由であるにもかかわらず、告白のできないティミー・バーチをも地獄行きだと断定したことから、人はみな地獄へ落ちるものとマキシ神父は深く信じ込んでいるようだ。

しかしながら彼は、聖書の教えをかたくなに信じる保守的な聖職者ではない。"Red Hot Catholic Love"で司教らによる児童の性的虐待が自身の手に負えないほどに蔓延まんえんしていると知った時、彼は非常な困惑を見せていた。子供を欲望の対象にする司祭らのゆがんだ認知を正当化させないために、そして女性との性交渉を禁止された司祭らの身分を解放するために、マキシ神父はバチカンの法律およびカトリック教の「教義[注 1]」を変えると決意する。

なお、女性との性交渉を是認させるというマキシ神父の行動は(※カトリック教会の保守的な思想により生じ得る負の因子を摘除するという社会貢献であると同時に)、彼が過去にリアン・カートマンを含む女性と性的接触を持った経験によるものであるとも言える。

このように、マキシ神父の職務に対する熱意がうかがわれるエピソードもあるが、ごくまれに信仰への懐疑心が描写されることもある。たとえばイエス・キリストを見かけた際に、彼は「おい、あれって公共チャンネルの番組に出てたヤツじゃん!("Hey, it's that guy from the public access show!")」と発言した。しかしながら、イエス・キリストは実際にケーブルテレビ番組の司会者であったので、この発言は単に皮肉を表現する描写であった可能性が高い。

"Mr. Hankey, the Christmas Poo"

クリスマスの演劇からキリスト教を思わせる要素をなくす旨の発表を聞いた際、彼は代替案としてサンタクロース雪だるまを挙げた。

"Do the Handicapped Go to Hell?"

初めての活躍回となる。罪の告白ができないならば、障害を持っているかいなかにかかわらず誰であっても地獄へ落ちると主役たちに教えたマキシ神父は、その後告解室で女性と性行為をしている場面を彼らに目撃される。そしてその現場を居合わせたカートマンは、自身でカトリック教会の組織を設立するアイデアを思いつく。

"Cripple Fight"

同性愛者であるビッグ・ゲイ・アルを異性愛者へと変えてみせると豪語したマキシ神父だが、ピーターソン("Peterson")という男性によって、過去に治療対象とした男性と性交渉を持った可能性を指摘される。

"Red Hot Catholic Love"

人格の欠陥が過去のエピソードで描かれていたマキシ神父だったが、当エピソードではカトリック教会の腐敗を暴き、司祭らによる組織ぐるみの性的虐待を阻止しようと懸命に努力をする。エピソード中の描写から、彼の努力はどうやら報われたようだ。

"Margaritaville"

準主役級の役割を与えられる。マキシ神父はランディ・マーシュスキータースティーブン・ストッチらとともに欺瞞ぎまんのはびこる経済界に対して抗議活動を始めるが、その主張は同時にモーセキリストなど、神話上の登場人物に対する抗議活動でもあった。なおマキシ神父自身が神話を否定する集団に属していたのは、エピソード上の皮肉として表現するためである。

"A Boy And A Priest"

司祭による未成年への性的虐待事件[注 2]の一因であると勘違いされたマキシ神父は、礼拝参列者らによって不当な嫌がらせを受けていた。そこでマキシ神父は教会の運営を一時休止したが、その間にバターズ・ストッチと純粋なる友情を築いた。
 バターズと神父は常に行動を共にするほどに親密になったが、2人の関係に関心を示さない子供たちは、自分たちの集まりに大人が参加するのを嫌がった。自身の誕生日パーティーにマキシ神父を連れてこられたことでクライドが機嫌を損ねたと知ると、マキシ神父は自発的にバターズとの関係を打ち切ろうとした。バターズに理由を尋ねられた神父は、教会の腐食を知りながら対策を講じなかった自分自身を恥じていると罪の告白をするに至る。
 バターズとの親交を断絶したマキシ神父だったが、彼を含めた友人のスタンとクライドがカトリック教会のお掃除クルーらに誘拐されたと知ると、単身で子供たちを救いに向かった。クルーらはマキシ神父を「安全な場所」へと移送する案を提示するが、彼はこの申し出を拒否してザーメンボーニ("Kumboni")で清掃員らを殺害した。
 この出来事によって子供を守ることが自身の責任だと再確認したマキシ神父は、教会へと戻って運営を再開する。いまだに不当な嫌がらせをする声はやまないが、彼はどんな状況でも困難に立ち向かう重要性を参列者に向かって説教しつづけることによって、自身の立場を自他共に明確なものにした。

外見

おおよその服装はローマン・カラー[注 3]の黒服に同色のズボンと靴を身につけているが、そうでなければカトリック教会の四旬節[注 4]や待降節[注 5]に司祭が着用する祭服[注 6]に紫色のストールを肩に掛けていることもある。また(※ごくまれにであるが)、黒いサングラスを着用することもある。
 白髪の混じった茶色の髪と、肉がたるんで二重になった顎を持ち、また額と目の周囲にはいぼが広がっていたが、"A Boy And A Priest"に登場した際はキャラクターデザインに変更が見られた。

ビデオゲーム

South Park: Phone Destroyer

脚注

出典

訳注

  1. あくまでサウスパークの世界に存在する教義であり、実在する教義そのものとは異なっていた。
  2. "カトリック教会の性的虐待スキャンダル、法王はどうする バチカンで会議始まる". BBCニュース (2019年2月21日).
  3. "Clerical collar". Wikipedia(英語版).
  4. "四旬節 断食(大斎・小斎)とは?". 宗教法人 カトリック中央協議会.
  5. "待降節とクリスマス(降誕祭)とは?". 宗教法人 カトリック中央協議会.
  6. "キャソック". Wikipedia.
Advertisement