プライマス(PRIMUS)は、サウスパークのオープニング主題歌を制作したサンフランシスコ出身のオルタナティヴ・メタル[注 1]バンドである。歌唱はリーダーであるレス・クレイプールが務める。
レス・クレイプールのみ、サウスパークシリーズを通して多数の登場回がある。キャラクター化されたクレイプールは、シーズン1の"Cartman Gets an Anal Probe"からシーズン4の"Do the Handicapped Go to Hell?"までオープニング主題歌中に歌唱を披露する場面が確認可能だ。
プライマスとしての登場はただ1話、シーズン2の"Chef Aid"のみであった。シェフのためにチャリティコンサートへ参加した彼らは、音楽グループとして未熟であった過去を振り返りながら、シェフの言葉を思い出として語った。プライマスがシェフから受けた言葉「どんなに惨めな思いをしても、くじけずに夢を追いかけろ(keep trying and keep pursuing their dreams, no matter how much they sucked.)」という旨のせりふは、プライマスのスローガン"PRIMUS Sucks!"を示唆するものでもあった。
なおプライマスはオープニング主題歌以外にも、楽曲アルバムChef Aid: The South Park Album内で"Mephesto and Kevin"という曲を発表している。
また"Guitar Queer-O"中には"John the Fisherman"という楽曲が登場しただけでなく、The Tooth Fairy Tats 2000"で自身の存在意義を探究するカイルが幻覚を見ている最中にも、"Welcome to This World"という曲が登場する。
モキュメンタリーChef Aid: Behind the Menuではレス・クレイプール本人が出演しており、その際はシェフが自身の音楽活動に与えた影響を語った。
外見[]
オープニング映像に登場するクレイプールは、赤と白でしま模様が描かれたシャツと、赤い帯布が巻かれた白い帽子に、青いジーンズと靴を身につけている。
音楽バンドメンバー全員が登場した"Chef Aid"では、みな黄色の羽毛とオレンジ色の足を持つアヒルの着ぐるみを着用しており、緑色で縁取られた青い角帽をかぶっている。
レス・クレイプールのエレクトリックベースギター[注 2]はピンク地に緑色や黄色のしま模様が描かれているため、虹色のベースギター("Rainbow Bass")と呼称される。
ギター奏者のラリー・“レア”・ラロンデは黒地に緑色で縁取られたギターを、ドラム奏者のブライアン・“ブレイン”・マンティア(※元メンバー)は黒い縁取りのある白と青のドラムで演奏していた。
トリビア[]
- 2022年3月16日、プライマスはトレイ・パーカー、マット・ストーン、ウィーンとともに、同年8月10日開催のシリーズ25周年音楽コンサートに出演することが発表される[1]。
脚注[]
出典[]
- ↑ "Comedy Central announces “South Park: The 25th Anniversary Concert” at Red Rocks Park". South Park Studios (2022年3月17日).
訳注[]
- ↑ "オルタナティヴ・メタル". Wikipedia.
- ↑ "エレクトリックベース". Wikipedia.