サウスパーク・アーカイブス Wiki
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ブリトニー・ジーン・スピアーズ(Britney Jean Spears)は、アメリカ合衆国の歌手兼作詞作曲家である。サウスパークのキャラクターとして初めてアニメーション化されたのは、シーズン7のエピソード"Christian Rock Hard"である。

背景[]

初登場したエピソード"The Succubus"では、ブリトニーの顔写真が使用された。エリック・カートマンの視力を測定する検眼医がブリトニーとカルメン・エレクトラの写真を見せると、カートマンはカルメンの方がよりよく見えると答えた。
 その後"Christian Rock Hard"で再登場したブリトニーは、他の音楽家たちとともに楽曲を違法にダウンロードされる社会に対して抗議活動を行なっていた。得られるはずの収入が違法ダウンロードによって減少したブリトニーは、リモートコントロール機能が備えつけられた自家用航空機の購入が不可能となった。

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"Britney's New Look"に登場したブリトニー・スピアーズ(頭部を撃ち抜く以前)

上記のエピソードではほんの端役だったブリトニーだが、"Britney's New Look"では主役級の役柄を与えられた。
 長年パパラッチに追われて精神が疲労したブリトニーは、田舎町であるサウスパークへと身を隠して安寧を得ようとする。しかしパパラッチに居所を知られただけでなく、てんとう虫に小便をかける様子を写真に撮られる。写真は報道により全国で公開されることとなり、辱められた彼女は周囲の悪意に傷つけられて次第に精神の均衡を失いつつあった。そこへ主役たちがパパラッチの真似事をしてブリトニーに近づき、今度はリスの上に排便をしてくれないかと頼み込んだため、彼女の自我はついに崩壊した。

リスに排便する写真を撮らせる代わりに、ブリトニーは子供たちに別の題材を提案した。それはショットガンの銃口を口内に含んで自殺を図る自身の姿を撮影させるというものであった。
 ブリトニーは奇跡的に一命を取り留めたものの、頭部の上半分は銃弾によって失った。有名人を自殺するまで精神的に追い込んだのは自分たちに一因があると自覚したスタン・マーシュカイル・ブロフロフスキーは、互いに協力してなんとしてでもブリトニーに償いをしようと決意する。
 一方カイルとスタン以外の人間は、ブリトニーの頭部が半分喪失した様子を見て驚いた様子を見せつつも彼女を利用して金を稼ごうとする姿勢を崩そうとしなかった。ブリトニーのマネージャーは頭部とともに上顎骨を失った彼女をMTVの音楽祭に出席させて、公演するように強いた。当然ながら歌も満足に歌えないどころか歩行もおぼつかない彼女は、良質な踊りを披露することもできないため、観客や視聴者の多くから非難と誹謗中傷を受けた。
 世間から酷な扱いを受けるブリトニーを見るに堪えられなくなったスタンとカイルは、パパラッチの追いかけてこられない場所、北極まで彼女を逃がそうと策を凝らした。しかしパパラッチたちはどこまでも彼女を追いつづけると、ついには野原まで彼女を追い込んで再度間接的に自殺を迫った。

その後、町民たちはブリトニー・スピアーズを死ぬまで追い回した理由を語った。ブリトニーおよび著名で若い女性芸能人の魂をささげることで彼らは豊穣を願っていた。古代文明で天災を避けるためもしくは都の繁栄を祈って人身御供が行われたのと同様に、町民たちは若い女性を着飾らせて祭り上げ、最後には命を奪うことで神への捧げ物としているという。しかし古式ゆかしい生贄いけにえの儀式は現代にそぐわないため、彼らは写真を撮りつづけることで(※少女ほどの年齢の)女性たちの精神を摩耗させて、ついには彼女たちが自ら命を絶つように仕向けることで儀式の代理としていたようだ。
 なおのちのエピソードである"The Ring"では頭部を損傷していないブリトニーのポスターが登場するが、このポスターは"Britney's New Look"よりも以前に撮影された写真を用いて制作された可能性が高い。しかしながら、"Britney's New Look"で死亡したはずのブリトニーは"200"で再登場している。頭部の損傷はキャラクター設定として継続したまま、彼女はサウスパークに恨みを持つ芸能人の集団に紛れており、リーダーであるトム・クルーズとともにサウスパーク町を相手取って訴訟を起こそうとした。

脚注[]

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