ブラック宅(Black Residence)は、サウスパーク町で最も大規模な住宅である。トールキン・ブラックの家族が居住する。シーズン4のエピソード"Cartman's Silly Hate Crime 2000"で登場した際は、スキー対決にカートマンの参加が必要となったため、スタンとカイルがブラック宅を訪れて、カートマンを少年施設から解放するための協力を求める。
この他、カートマンが自身の所有するぬいぐるみたちと別れを告げたエピソード"1%"でも主要な舞台となった。
背景[]
ブラック宅は、夫のスティーヴ・ブラックが元弁護士、妻のリンダ・ブラックが化学者で社会的に成功しており、高所得な所帯を持っている。そのため、サウスパーク町に在住する低所得者とは経済的に一線を画している(※なお、極端に貧困なマコーミック家を除くと、サウスパーク町民の住宅規模は全く同一なため、従って経済状況に顕著な違いはない)。
建物の大きさが明確な特徴であるため注目されにくいが、邸宅内には広い廊下があり、またフィンセント・ファン・ゴッホ[注 1]の原画が飾られている。
外観[]
外装[]
元々の外壁はオレンジ色であり、茶色の玄関ドアがついている。庭は2つあり、ブラック宅の経済状況を示すように敷地はかなり広い。"1%"ではやや建築規模が縮小したものの、外観の詳細な描写が確認できるようになった。
内装[]
1階には2つのダイニングルームに、キッチン、暖炉とバルコニーが備え付けられた広いリビングルームがある。上階には夫婦の寝室と、大量のおもちゃやテレビジョン、レーシングカー[注 2]型のベッドが置かれたトールキンの自室がある。
地下室についても言及があり、フリーダムパルズの作戦本部として利用される。この他、シーズン初期にはより多くの部屋が存在していた。
居住者[]
- スティーヴ・ブラック(過去)
- トールキン・ブラック(過去)
- リンダ・ブラック(過去)
登場回[]
- "Cartman's Silly Hate Crime 2000" - カートマンを少年施設から解放するために、スタンとカイルがトールキンに告訴を取り下げるよう説得に赴く。
- "The Wacky Molestation Adventure" - 他の子供たちと同様に、両親から性的虐待を受けたと虚偽の通報をするトールキンとともに登場する。
- "Here Comes the Neighborhood" - 学校でいじめに遭ったトールキンは、なぜ自分の家庭が裕福であるのかを両親に尋ねる。
- "The Return of the Fellowship of the Ring to the Two Towers" - 保護者たちがアダルトビデオをトールキンから取り戻そうと訪れる。
- "Christian Rock Hard" - カートマンがトールキンを音楽バンドに勧誘する目的で訪れる。
- "Make Love, Not Warcraft" - トールキンがオンラインゲームWorld of Warcraftで遊ぶ。
- "1%" - カートマン宅での居住が一時不可能になったリアンとカートマンが宿泊先を求めて訪れる。
- "Cartman Finds Love" - トールキンとニコールの過去回想場面で登場する。
- "Raising the Bar" - 「ファッティ・ドゥー・ドゥー登場」というテレビ番組をめぐってカイルとトールキンが対立する。
- "The Damned" - 警察がカートマンの捜索をしているという情報を受けて、男子生徒たちがビデオ通話を介して会議を開く。
- "The End of Serialization as We Know It" - 黒人に対する罵倒文句を考えるために、カイルがトールキンに助言を求める。
- "Doubling Down" - ハイディ・ターナーとの恋愛関係を解消したカートマンが訪れる。
- "Dead Kids" - トールキンに関する根拠のないうわさを収集したカートマンが訪れる。
- "The Pandemic Special" - ビデオ通話での在宅授業中に登場する。
- "The Big Fix" - ブラック家がテグリディ・ファームの近隣に引っ越す。
- "City People" - 都会人らにブラック宅を売り渡して金もうけをたくらんだカートマンだったが、最終的に商工業議会議員らの報復に遭って銃殺されそうになる。
脚注[]
訳注[]
- ↑ "フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》". SOMPO美術館.
- ↑ "レーシングカー". Wikipedia.