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類似タイトル: ビル(類似するタイトル)

ウィリアム・ジェファーソン・“ビル”・クリントン(William Jefferson "Bill" Clinton)は、1993年から2001年まで任期を務めた第42代アメリカ合衆国大統領であり、ヒラリー・クリントンを配偶者とする民主党[注 1]所属の政治家である。
 キャラクターとしてはトレイ・パーカーが声優を担当しており、大統領もしくは元大統領としてたびたびサウスパークシリーズに登場する。

外見[]

元々の外見は白髪に黒のビジネススーツ姿であり、加齢によって半分垂れ下がったまぶたとシワが数本描かれていた。
 しかし"Sexual Healing"に登場時は髪に灰色が混じっており、ピンク色の襟付きシャツにあい色のニットベスト、暗灰色のズボンを着用している。顔のシワが劇的に増加し、まぶたはさらに下がり、顎のたるみも描写された。さらにシーズン20でも服装が変更されており、青と白のチェック柄シャツに緑色のカーディガン、黒色のズボンに茶色の靴を身につけていた。
 なお、登場回にかかわらず声は常にかすれている。

性格[]

たとえば"Chinpokomon"で日本人の太鼓持ちを受け入れる場面や、"South Park: Bigger, Longer & Uncut"でシーラ・ブロフロフスキーを国防長官(別称『攻撃省長官』)に任命したばかりにカナダとの戦争が引き起こされる場面で見られるように、思惑通りに結果を出せない事例はありつつも、与えられた職位に相応しい責任感を持つのがビル・クリントンという人物である。彼は国に忠誠心を持ち、国民を尊重しており、彼らのため常に全力を尽くす。なお、当時の副大統領はアル・ゴアであった。
 また性に関する興味関心ごとに傾倒する人物であるとも描かれており、初登場したエピソード"Cartman's Mom is Still a Dirty Slut"ではリアン・カートマンと性的関係を結んでいる。さらに"Sexual Healing"で登場した際には性依存症[注 2](性嗜好障害)と診断された患者として治療を受ける姿が描かれた。なおこのエピソードでカイルに、母親の乳房は大きいのか("mom has big tits")と尋ねていたことから、ビル・クリントンはカイルがシーラの息子だと把握していないようである。

登場回[]

  • "Cartman's Mom is Still a Dirty Slut" - 人工妊娠中絶法[注 3]を改定させるために、リアン・カートマンが枕営業[注 4]を行なう。なおこの描写は、ホワイトハウスの元インターン生であったモニカ・ルインスキーとの間に起こった不倫騒動[注 5]を風刺したものである。
  • "The Red Badge of Gayness" - カートマンとアメリカ連合国軍[注 6]ワシントンD.C.を訪れた際に登場する。ビル・クリントンはエピソードの終了間際に南北戦争[注 7]の歴史について教え諭すが、戦争の勝敗に意義はないと聞かされ怒ったスタンとカイルに「間抜け("dick")」呼ばわりされた。
  • "Chinpokomon" - 日本人の太鼓持ちに機嫌をよくした結果、ただ「ペニスが大きい」という旨の声明を発表した。
  • South Park: Bigger, Longer & Uncut - 俳優のボールドウィン兄弟が奇襲を受けた報復として、ビル・クリントンはカナダに宣戦布告をする。それから攻撃省長官と称してシーラ・ブロフロフスキーを国民に紹介するも、彼女に押しのけられてテレビの枠内から追い出された。シーラが演説を行なう間に、微弱ながらも彼は抵抗を試みている。
  • "Sexual Healing"- 性依存症と診断された精神障害者としてカーン性依存症研究所で治療を受ける。その結果彼の病症は魔法使いのエイリアンによって引き起こされたものと断定される。このエイリアンに掛けられた呪いによって、ビル・クリントンは女性の膣内に葉巻を挿入したり、カイルの母親に対して間接的な性暴力を行なったと結論づけられた。
  • "200" - サウスパークを訴えた有名人の1人
  • "Oh, Jeez" - ビル・コスビー紳士協定を結んだのち、サウスパーク小学校の男子生徒を勧誘する。

脚注[]

出典[]

訳注[]

  1. "いまさら聞けない民主党". NHK.
  2. "性依存デイナイトケア". 医療法人社団明善会 榎本クリニック.
  3. "人工妊娠中絶法". Wikipedia.
  4. "枕営業". Wikipedia.
  5. "クリントン=ルインスキー・スキャンダル". Wikipedia.
  6. "アメリカ連合国". Wikipedia.
  7. "南北戦争". ジャパンナレッジ.
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