- 類似タイトル: ビル(類似するタイトル)
ビル・コスビー(Bill Cosby)もしくはBSM-471という名前で知られるこのキャラクターは、2034年という未来から時空を超えてやってきたサイボーグである。シーズン4のエピソード"Trapper Keeper"で登場した。
背景[]
カートマンが高性能な書類ケースドーソンズ・クリーク・スーパー・ウルトラ書類ホルダー2000を友人に見せびらかした後でスクールバスに乗ると、車内には4年生と偽って席に座るサイボーグ「ビル・コスビー」がいた。10回の留年によって同学年よりもずいぶん歳をとっているとコスビー主張したが、実はカートマンの持つ書類フォルダを手に入れるために身分を偽っていた。ドーソンズ・クリーク・スーパー・ウルトラ書類ホルダー2000にすぐさま目を留めたコスビーは、なんとかしてフォルダを奪い取ろうと画策する。
試行の末に書類フォルダを奪還したコスビーは、フォルダの自己防衛機能(金属のクギ)によって手を負傷しながらもなんとかその場から逃げだした。しかしカートマンとその友人らはバーブラディ巡査の手を借りてパトロールカーで彼を追い掛けてひき殺そうとした。
結果、破損した体を目撃されたコスビーは、自身が未来からやってきたアンドロイドであり、カートマンの書類フォルダを破壊する任を担っていると認める。
主役たちの協力を得られた上で、コスビーは書類フォルダの破壊に成功した。しかし事情を知らないカートマンの母親リアン・カートマンが再度フォルダを息子に買い与えてしまったため、コスビーと主役たちはリアンに注意を促しにカートマン宅を訪ねた。
事情を聞いたリアンは主役たちの頼みを聞き入れたが、息子から書類フォルダを回収するよりも先にコスビーとの情事にうつつを抜かしていた。その頃科学技術の随意を集めたフォルダはさらなるテクノロジーを求めて貪欲に周囲の物体を吸収しようと動きはじめていた。そして部屋の機器だけでなく、持ち主であるカートマンをも吸収して急激に膨張していく。
ワイオミング州のシャイアン・マウンテンまで書類フォルダを追い掛けていったカイル、スタン、コスビーは、取り込まれたカートマンがまだ生きていると知る。そのためカイルとスタンで責任の押し付け合いをした結果、負けたカイルが渋々カートマンとフォルダ内にあるCPUを切断しに向かう。
カイルがCPUとカートマンを切り離したため、フォルダ破壊のために未来で製造されたコスビーは、存在意義を失って消滅した。
外見[]
ビル・コスビーはアンドロイドであるが、現代の人間と同様の服装をしており、黒い靴に青いジーンズ、白いシャツに茶色のオーバーシャツ、濃灰色のトレンチコートを身につけている。髪の色は茶色で髪型は乱れており、胸毛が衣服の隙間からはみ出ている。
トリビア[]
- コスビーのキャラクター名は元俳優のビル・コスビーに由来する。
- 現代に存在する危険物を破壊するために未来からやってきたというキャラクター設定は、映画「ターミネーター[注 1]」シリーズに出演したアーノルド・シュワルツェネッガーの役柄を参考にしている。
- ビル・コスビーの体裁を取り繕う能力の低さや奇妙な言動は、コスビー役を務めた声優カイル・マカロックの性格を元に作成されたキャラクター設定である。人前で自身の意見を発表する際、マカロックは周囲の反応に惑わされやすく、コスビーのようにぎこちなく取り乱す様子が散見されていた。
脚注[]
出典[]
訳注[]
- ↑ "ターミネーター (映画)". Wikipedia.