サウスパーク・アーカイブス Wiki
サウスパーク・アーカイブス Wiki
Advertisement

ビルド・ア・ベア・ワークショップ(Build-A-Bear Workshop)は全国に店舗を有する子ども向けのおもちゃ販売店である。主としてクマのぬいぐるみを売っているが、動物全般を含めた商品がある。当店の特徴は、好みに応じて客自身の手からぬいぐるみを作るサービスが存在しているという点にある。

背景[]

"The Pandemic Special"の序盤、コロナウイルスがまん延して以降休業していたビルド・ア・ベア・ワークショップが再開したために、バターズ父親に店へ遊びに行けるか意見を伺った。しかし父親は不要不急の外出は控えるべきだとして、バターズの希望を却下した。
 自宅に閉じこもりきりで外出を禁止されつづけていたバターズは、この出来事によっていよいよ我慢できなくなり、学校のカフェテリアで怒りを爆発させた。バターズは歯の治療を受けたほうびとして、ビルド・ア・ベア・ワークショップに連れて行ってもらう約束を父親としていた。しかし10月店が一時休業してから本エピソードに至るまで、外出の見込みはまったくたっていなかった。なぜ誰もが(※ビルド・ア・ベア・ワークショップには今後2度と行くことができないという)真実を教えてくれないのかと、バターズは怒りに怒った。

バターズの錯乱する様子を見て心配したスタンは、彼も含めて学校に隔離された生徒全員を解放する決意をした。そして警察の監視をかいくぐって首尾良く学校から抜け出すと、友人のカイルカートマンらとバターズを連れてビルド・ア・ベア・ワークショップへと向かった。
 ようやくバターズは念願の店に到着したが、ビルド・ア・ベア・ワークショップはまたも営業を停止することが分かっただけであった。店員のジェームズによると、口ひげを生やした何者かが店内に侵入したため、またも休業せざるを得なくなったという。

しかし、どうしてもバターズにぬいぐるみを作らせたかったスタンは、ジェームズがその場を去った後に店へと不法侵入した。店に侵入したスタンは、やっきになってぬいぐるみを作ろうとするが、うまくいかずに素材そのものを無駄にする。そこで店内にある装置を用いて失敗を取り戻そうとしたスタンだが、装置の内部でぬいぐるみの残骸が細かく切り刻まれて焼却されるのを見て衝撃を受ける。

ぬいぐるみが装置の中でむごたらしく破壊される様を見ても手を止めようとしないスタンを見たカイルが止めに入るが、スタンは友人の制止を振り切ってぬいぐるみ作りを強行しようとした。警察がやってきて店を取り囲み、5分以内に外へ出てこなければ兵器で店を攻撃すると脅迫したため、スタンは残りの5分間でぬいぐるみの作成を終わらせなければならなくなった。
 スタンがぬいぐるみ作りに成功しないまま、あわや店が破壊し尽くされるところであったが、その場に突如ランディ・マーシュが乱入して、警察隊にセンザンコウを差し出した。コロナウイルスをまん延させた原因が自身とセンザンコウにあると知っていたランディは、罪悪感に堪えられずに自首をしにやってきたのだ。
 ウイルス感染の自然宿主となったセンザンコウを、ランディは研究者に引き渡そうする。しかしソーシャルディスタンスの生活を満喫していたカートマンは、研究が進んでワクチンが作られる未来を嫌っていたため、センザンコウを奪い取って店内の焼却炉で燃やし尽くそうとした。その様子を見て、スタンは大声で叫んでカートマンを思いとどまらせる。

普通の生活に戻りたいと泣きはじめたスタンを見て、カートマンは自身の身勝手な言動を省みたようだ。センザンコウがカートマンによって再び研究者の手に渡ろうとする。しかしそのちょうど寸前、大統領であった元教師ハーバート・ギャリソンが突然姿を現すと、火炎放射器で科学者もろともセンザンコウを燃やし尽くした。
 騒然とする周囲に笑いかけたギャリソン大統領は、選挙の日[注 1]を忘れないようにと町民に呼び掛けてその場を去っていった。

画像[]

脚注[]

訳注[]

Advertisement