ハリソン・イェーツ巡査部長(Sergeant Harrison Yates)もしくはハリス刑事(Detective Harris)は、パーク郡警察隊を率いる主任刑事であり、恐らくパーク郡で最も高位の警察職員である。捜査にあたっては、大抵相棒のミッチ・マーフィや他の警察職員を同伴する。
元々は連邦捜査官(FBI)として登場したが、のちにパーク郡警察隊員として設定が変更される。以降はサウスパークシリーズにて定期的に活躍するキャラクターとなった。
背景[]
シーズン7のエピソード"Lil' Crime Stoppers"では、イェーツに似た背格好のダーソン警部というキャラクターがエキストラとして登場する。
"Christian Rock Hard"のエピソードに登場したイェーツはFBIの捜査官であり、音楽の違法ダウンロードに対する取り締まりを行なっていた。彼の指導により、スタン、カイル、ケニーは、著作権保有者の許可なしに作品を窃盗する行為が、音楽家の経歴に大なり小なり影響を及ぼす犯罪であると理解するに至る。
"Casa Bonita"では、パーク郡警察隊と共に失踪したバターズ・ストッチの捜索にあたり、被疑者となったエリック・カートマンを追跡する。
パーク郡警察隊の一員として明確な登場場面が描かれたのは、エピソード"The Jeffersons"である。彼は勤続25年であり、警察隊を率いる高位な役職と判明すると同時に、初めて名前が公開される。この時、妻のマギー・イェーツが初登場し、相棒のミッチ・マーフィに初めてせりふが与えられた。
本エピソードでサウスパーク町に越してきたマイケル・ジャクソン(ミスター・ジェファーソン)に裕福な黒人の疑いを掛けて、イェーツは彼を告訴しようとする。しかし、ジェファーソンの容姿が一般的なアフリカ系アメリカ人とはかけ離れていたためにイェーツは彼を白人と思い込む。黒人以外を留置所に送ったものと勘違いした彼は、自身の手腕を疑い、失意の末にパニックを起こす。
そののち、妻マギーからの励ましを受けて業務を再開したイェーツだったが、最終的にはジェファーソンを留置所から解放する。なぜならその後、ジェファーソンは財産を手放しており、イェーツの標的である「裕福な」黒人ではなくなったからである。