- 類似タイトル: トーマス(類似するタイトル)
トム・ブレイディ(Tom Brady)は、アメリカンフットボールチーム「タンパベイ・バッカニアーズ[注 1]」の元クォーターバックであり、シリーズ中にたびたび登場するキャラクターである。
背景[]
サウスパークシリーズにおいて初めて言及されたのは、シーズン16のエピソード"Faith Hilling"である。当時はインターネット上でブレイディの独特な姿勢「ブレイディング("Bradying")」が流行しており、エピソード中では実際の写真(地面に座り込んでこうべを垂らし、脚の間で両手を組む姿)が登場した。
同シーズンのエピソード"Sarcastaball"では、サウスパークのキャラクターとしてデザインされたトム・ブレイディが登場する。スポーツ飲料「バターズの白いとろとろ」を絶賛するスポーツ選手の1人であったブレイディだが、彼を含め有名人全員は、この飲料の中身がバターズの精液であることに一切気付いていなかった。
シーズン17で再度登場したブレイディは、手違いによりアイク・ブロフロフスキーが受け取るはずであった処方箋を服用する。この薬の副作用によって、ブレイディはフットボールの試合中に便失禁した上、ブレイディングポーズを取った。
2度目に言及があったのは、シーズン19の"Stunning and Brave"である。PC校長から4日間の居残りを命じられたカートマンは、「トム・ブレイディの背中から学んだことを行動に移す([...] "Tom Brady this thing")」と宣言したが、この発言はブレイディが不正試合[注 2]を行なったために4試合分の出場禁止を言い渡された出来事を風刺したものである。その後カートマンは夢の中でトム・ブレイディになりきり、不正試合の正当性を主張している。
シーズン23の"Turd Burglars"で登場した際には、脚本上重要な役割を与えられている。ブレイディの大便にクロストリジウム-ディフィシル感染症[注 3]の治癒作用があると知った人々(記者を含む)は、大便の一片でももらえまいかとブレイディに頼み込んだ。
シーズン24のエピソード"South ParQ Vaccination Special"では、ボブ・ホワイト率いる陰謀論者集団Qアノンらの会議ボード上に「スーパーボウル大会の勝敗は、かつての『英雄』によって仕組まれた八百長試合だった?("THE SUPER BOWL WAS FAKED FORMER 'PATRIOT' WINS?")」と記されている。この「英雄」とは、2020年にニューイングランド・ペイトリオッツからタンパベイ・バッカニアーズに移籍したトム・ブレイディを指している。さらには第55回スーパーボウル[注 4]の試合結果が、彼によって仕組まれたとする疑惑がインターネット上に浮上した時事をも示唆されていた。
外見[]
トム・ブレイディは茶色の髪と眉毛を持つ。背番号「12」が印刷された青いユニフォームはニューイングランド・ペイトリオッツに在籍当時のデザインであり、同様に白いユニフォームパンツと運動靴を身につけている。
"Turd Burglars"に登場時はフードが付いた灰色のスエットシャツと黒いズボンを着用しており、無精ひげが以前よりもわずかに伸びていた。
登場回[]
- "Faith Hilling"
- "Sarcastaball"
- "Taming Strange"
- "Stunning and Brave"
- "Turd Burglars"
画像[]
脚注[]
出典[]
- ↑ ""South Park" Taming Strange (TV episode 2013)". IMDb.com.
- ↑ ""South Park" Turd Burglars (TV episode 2019)". IMDb.com.
訳注[]
- ↑ "タンパベイ・バッカニアーズ". Wikipedia.
- ↑ "Deflategate". Wikipedia(英語版).
- ↑ "クロストリジウム-ディフィシル感染症について". 横浜市.
- ↑ "第55回スーパーボウル". Wikipedia.