サウスパーク・アーカイブス Wiki
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トァン・ルー・キム(Tuong Lu Kim)はウィリアム・ジェニス医師の別人格であり、レストラン金鳳軒(きんぽうけん)金鳳航空のオーナーである。典型的な中国なまりを持つため、キムは'city'を'shitty'と発音する。"Jared Has Aides"で初登場して以降たびたび出番が与えられたが、本来の人格であるウィリアム医師は"City Sushi"まで登場しなかった。

背景

"Jared Has Aides"で主役たちは金鳳軒に電話を掛けて、ルー・キムのなまりを陰で笑っていた。その後、サンドイッチ店の商品を食べて減量に成功したという有名人ジャレド・フォーグルの話を聞くや、友人のバターズを金鳳軒の広告塔にしようともくろむ。しかしジャレドが「エイズ(サポーターを意味する"aides"ではなくAIDS)」疾患者であると勘違いしたルー・キムに依頼を断られた。その後誤解が解けたため、ルー・キムは15ドル(ダーラと発音)で広告塔の所有権を買い取ると申し出ている。

"Child Abduction is Not Funny"で依頼を受けたルー・キムは児童誘拐犯(と単なる嫌がらせを働くモンゴル人兵士たち)から町を隔離するために、巨大な壁の建設を開始した。建設中はしきりに不満を垂れ流していたルー・キムだったが、その後マクダニエルズ町長から不要となった壁をすべて除去するようにと指示されると、ついに怒りを爆発させて町をののしった。

"It's Christmas in Canada"で主役たちは、実の親によって連れ去られたカイルの弟を取り戻すために、カナダの首相を説得する必要に迫られる。そこでカナダへと向かうために金鳳航空へ電話を掛けて、航空会社の経営者であるルー・キムと航空券の交渉をする(なおこれによりルー・キムは62ドルまで航空券を値下げさせられていたのだが、本人にその自覚はなかった)。航空機でカナダまで向かった5人だが、その途中で機体のエンジンに支障をきたし、さらには燃料切れで飛行が不可能となる。ルー・キムは子供たちを残し、1人パラシュートを用いて避難したが、その後どのようにしてサウスパーク町に帰ったのかは明かされていない。

"Wing"で登場した際は、主役たちに自身の妻ウイングを紹介した。その後、ウイングを追跡していた中華人民共和国のマフィアが金鳳軒を訪れて、ルー・キムを尋問した(その際ルー・キムは、店の料理をトレーごと床にまき散らされるという間接的な拷問を受けている)。エピソードの終盤で催された結婚式場では、参列客として姿を現している。

"The Coon"の終盤でも、群衆の中にルー・キムの姿を確認できる。

"T.M.I."で再登場した際には、怒りの感情を制御するための「アンガー・マネジメント」カウンセリングを受けていた。なお怒りの原因は、自身の男性器が平均よりも小さいという基準が政府により公開されたためである。
 しかしその後怒りの感情を克服した様子はなく、"City Sushi"で金鳳軒の隣に開店した寿司屋「すし処」に対抗意識を燃やし、大将のタキヤマ ジュンイチを繰り返しあざけり、殺害をにおわせるなど、終始激しい嫌悪と怒りの感情を爆発させていた。いったんは譲歩し、アジア人同士の関係修復を祝うパーティーをサウスパーク小学校で催し、平和の塔なるモニュメントを建設するまでしたが、実をいうとこれはタキヤマを追い詰めるための計画であった。その後もくろみ通りにタキヤマは塔から投身自殺を図ったが、ルー・キムは自身の正当化を試み、「日本人はただ自殺が好きな民族だったというだけだ」という旨の主張をした。

解離性同一性障害(エピソード中では『多重人格障害』と呼称される)を疑われて受診を強制されたバターズは、担当医であるジェニス医師こそが解離性同一性障害者であると知る。そのため彼と接する機会が増えたバターズは、すぐさまジャニス医師の人格に翻弄ほんろうされることになる。ジャニス医師はバターズを夜尿症と決めつけて健康状態を偽っただけでなく、銀行強盗犯の汚名まで着せた。
 そのうちにジャニス医師の人格の1人であるという少年ビリー("Billy")が現れて、バターズに助けを求めた。ビリーに導かれてジャニス医師のマンションに侵入したバターズは、そこでタキヤマ ジュンイチの写真と、写真に書かれた'Kill'という字を目にする。それから、ジャニス医師とトァン・ルー・キムが同一人物である事実と、そもそもトァン・ルー・キムとはジャニス医師の持つ人格の1つに過ぎなかった事実が明かされる。複数ある人格の中でもルー・キムが特別強い主導権を握っており、本来の人格であるジャニス医師と同程度もしくはそれ以上の頻度で出現していたのだった。
 ルー・キムは平和の塔へとタキヤマを呼び出したのち、彼を殺害しようとするが、出動した警察官たちによって中国人ではなく白人であるという事実を暴露された。混乱した様子で塔から顔をのぞかせた2人だったが、ルー・キムが警察の言葉通りに正体を明かすと、人種の違いを見抜けなかったタキヤマは自身を恥じて、塔から飛び降り自害した。

ルー・キムを拘束したイェーツ巡査部長だが、ジャニス医師に真実を追究することなく、部下には事務処理とジャニス医師の釈放を指示している。なぜなら彼はあくまでも無害な人間であり、何よりアジア人が経営する飲食店は他に存在せず、それゆえ町の財政に大きく貢献しているからである。
 一方、拘置所の中で1人閉じ込められているルー・キムは、今後も営業妨害となりうる日本人が現れたならば殺害すると決めていた。しかし警察官が聞き耳を立てられる距離にいると分かると、無害な解離性同一性障害者のふりを装った。

"Cock Magic"が放送される頃にはすでに釈放されていたが、"Stunning and Brave"でPC校長からも言及があった通り、ジャニス医師の疾患は町の住民にとって周知の事実であるようだ。

脚注

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