サウスパーク・アーカイブス Wiki
Advertisement
CityontheEdgeofForever41

"City on the Edge of Forever (Flashbacks)"に登場した赤いシャツの少年

サウスパークシリーズではSFドラマシリーズ「スタートレック[注 1]」への言及がたびたびあり、言及されたエピソードは総計32話にのぼる。

言及エピソード一覧[]

シーズン1[]

"Damien"[]

シーズン2[]

"Conjoined Fetus Lady"[]

  • カートマンがドッジボールの試合へ行く道中で、「エイハブ船長が捕鯨をする道しかなかったように、決死の覚悟で戦えってことだろ?("Sure! Captain Ahab has to get his whale, huh?")」とせりふを発している。これは映画「スタートレック:ファーストコンタクト」中に使用されたせりふであり、小説「白鯨[注 4]」の内容に言及したものである。

"City on the Edge of Forever (Flashbacks)"[]

  • 原題"City on the Edge of Forever (Flashbacks)"は、スタートレック第1シリーズ「宇宙大作戦」内のエピソード「危険な過去への旅("The City on the Edge of Forever")」とほとんど同一である。また、登場するサウスパークのキャラクターの中に、エンタープライズのアサインメント・パッチつきの赤い制服を着用した少年がいる。なお、スタートレックシリーズにおいて赤服を着たエキストラは、エピソードの冒頭で死亡することで有名である。

"Chef's Chocolate Salty Balls"[]

  • ロバート・レッドフォードミスター・ハンキーを壁に向かって投げつけて、「おまえにはほとほとウンザリだ!("I have had enough of you!")」と叫ぶ場面は、映画「スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ![注 5]」でカーク船長がクリンゴン人のクルーグ(※英語版Fandom)を、火口から溶岩の中へと蹴り落とした場面の模倣である。

"Roger Ebert Should Lay off the Fatty Foods"[]

  • 脚本そのものがエピソード「悪魔島から来た狂人」の模倣であり、当エピソードに登場するキャラクタートリスタン・アダム博士[注 6]バン・ゲルダー[注 7]は同名と同じせりふを宇宙大作戦と共有している。

"Spookyfish"[]

  • 口ひげを生やしたスタン、カイル、カートマンが鏡像宇宙[注 8]からやってくるという場面があるが、彼らは宇宙大作戦のエピソード「イオン嵐の恐怖」で登場する口ひげを生やしたスポックの模倣である。

South Park: Bigger, Longer, & Uncut[]

  • 劇中でサタンサッダーム・フセインを火口から溶岩の中に投げ落とす場面があるが、"Chef's Chocolate Salty Balls"と同様に、せりふも描写された場面も映画「スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!」の模倣である。

シーズン3[]

"Spontaneous Combustion"[]

  • 宇宙大作戦の映画「スタートレックII カーンの逆襲[注 9]」劇中のせりふが使用されている。スタンは父親を「多数の要求は少数の要求に優先する("The needs of the many outweigh the needs of the few.")」と説得しているが、カイルの指摘どおり、無論これは聖書の引用ではない。しかしスタンはこの2つを完全に混同しているようである。

"Hooked on Monkey Fonics"[]

  • 通学での学習と愛についてカイルとレベッカ・コッツウォルズが交わした一連の会話は、宇宙大作戦のエピソード「宇宙指令!首輪じめ」でカーク船長とシャーナ(Shahna)のした会話と一字一句同じと言ってよい。また、宇宙大作戦で使用される楽曲"Ruth"(愛を主題にした曲)も聞くことができる。

シーズン4[]

"The Tooth Fairy Tats 2000"[]

  • ギャング集団がケニーの足をコンクリートで固めて橋から突き落とすと主役たちを脅迫する場面は、宇宙大作戦のエピソード「宇宙犯罪シンジケート」と類似する。ただし、モンゴメリー・スコットの脅し文句「コンクリートの長靴(concrete galoshes)を履かせるぞ」という言葉は、「セメントの長靴(cement overshoes)」と称されている。

"Quintuplets 2000"[]

  • サーカスを劇場で鑑賞中のカートマンが、退屈のあまりに「いよいよホモ5号星に到着した模様です、艦長("we've reached f** factor 5, captain.")」と独り言をつぶやく。

"Something You Can Do with Your Finger"[]

  • ランディがリビングルームにある食器棚のガラス戸を頭で割る場面は、映画「スタートレック:ファーストコンタクト」のとある場面と非常によく似ている。さらに、雄たけびを上げながらガラス戸に激突するランディの声は、制作者トレイ・パーカーではなく、ピカード艦長を演じるパトリック・スチュアート[注 10]が劇中で発した声を流用したものである。

"Fourth Grade"[]

  • 4年生へと進級した現実を受け入れられなかった主役たちは、3年生へと戻るためにタイムトラベル[注 11]を試みる。専門知識がなかった主役たちは、科学者2人の協力を得てタイムマシンの制作を開始したのだが、彼らはタイムトラベルについて異なる見解(一方はスポックが「宇宙暦元年7・21」のエピソードで提示した理論、もう一方はデータ少佐が「タイム・スリップ・エイリアン」前後編で提示した理論)を持っており、次第に協力関係がくずれていく。また、科学者の1人は「USSエンタープライズで4度も過去へ行ったが、戻ってきた船はない("four times the Enterprise traveled back in time and four times they almost didn't make it back.")」と警告している。
  • また本エピソードでは、スタートレックファンが陥りがちな典型的な議論が展開されている。2人の科学者は「タロス星の幻怪人」(前後編)を含めた総エピソード数が72か73かという論争を繰り広げていたが、しかしながら実際の総話数は78もしくは79であり、いずれにしても結論は誤っている。

"The Wacky Molestation Adventure"[]

  • エピソード中に登場したせりふの一部「有史以前(the before time)」、「誓ってうそはつかない(no foolies)」や、ウィリアム・シャトナー[注 12]風の大仰な演説などは、宇宙大作戦のエピソード「400才の少女」から引用されている。

シーズン5[]

"Osama bin Laden Has Farty Pants"[]

"Here Comes the Neighborhood"[]

  • トールキンがVHSテープ[注 13]ではなくDVDに収録された「ライオン・キング[注 14]」の映画を持参していたため、カートマンは周囲と経済状況が異なる彼を「(※あまりにも最新のテクノロジーだから)エンタープライズ号に持っていってカーク船長に解析してもらおうぜ("Let me take this disc up to the Enterprise and see if Captain Kirk can decrypt it.")」と言ってからかった。

シーズン6[]

"Freak Strike"[]

  • 司会者のモーリー・ポビッチにテレビ番組の視聴率が下がってきたと伝えたスタッフは、宇宙大作戦の乗組員たちがコンピューターをのぞき込むのと同じ姿勢を取っており、またその男性の容姿はスポック役のレナード・ニモイ[注 15]に酷似していた。

"Fun with Veal"[]

  • 新スタートレックと、スピンオフのスタートレック:ディープ・スペース・ナインウォーフ役を務めた俳優マイケル・ドーンが登場する。サウスパークのキャラクター化されたマイケルは、自身の出身校であるパサディナシティカレッジのスウェット[注 16]を着ている。エピソードの放送後、マイケルは自身がサウスパークのファンであることと、依頼があれば声優を務めただろうにと残念そうに明かした。

"The Death Camp of Tolerance"[]

シーズン8[]

"Good Times with Weapons"[]

  • 商品の1つにクリンゴンが使用するナイフがある。

"The Passion of the Jew"[]

  • メル・ギブソンがバスを追い掛ける場面は、映画「マッドマックス2[注 17]」のバス追跡シーンを模倣したものであるが、その際にメル・ギブソンが発したせりふ"Qapla!"は、クリンゴン語である。
  • エピソードの序盤で主役たちはスタートレックのキャラクターになりきって遊んでいる。役柄はカートマンが艦長、スタンが副操縦士、ケニーが技術者、カイルがユダヤ教徒ヴァルカン人である。

"Pre-School"[]

シーズン9[]

"Follow That Egg"[]

  • スタンに偽の卵を世話させていたと明かした後、カイルがスタンにウシャンカ帽を本当にばからしいと思っているかと聞く。先の展開で感情的になり、電話口にカイルの帽子をけなしたスタンは「実際のところ、今まで見た中で最高の帽子だ("As a matter of fact, I think it is the nicest hat I have ever known")」と返答した。このせりふは映画「スタートレック:ファーストコンタクト」に登場したピカード艦長がウォーフ少佐に掛けた言葉「正直なところ、君は私の知る限り最も勇敢な男だ("In fact, I think you're the bravest man I have ever known")」の模倣である。

シーズン10[]

"Cartoon Wars Part I"[]

  • ファミリー・ガイのキャラクターであるピーター・グリフィンが、カーク船長とキャプテン&テニール[注 18]の曲を歌う。

"Cartoon Wars Part II"[]

  • フォックス放送[注 19]の役員がファミリー・ガイの放送中止を求める際に、USSエンタープライズ号を自己破壊する指示を出す。これは宇宙大作戦のエピソード「惑星セロンの対立」、映画「スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!」からの引用である。

シーズン11[]

"Imaginationland"[]

  • カーク船長と悪役のカーン・ノニエン・シン[注 20]が空想世界の住人として登場する。

シーズン13[]

"Fishsticks"[]

  • クレイグ・タッカーが映画「スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!」中にモンゴメリー・“スコッティ”・スコット機関部長が新しいUSSエンタープライズ号を見た際に発したせりふ「そうだな、もしうちのばあさんが車輪を持っていたら、ワゴン車にでもなれていただろうな!("Aye, and if my grandmother had wheels, she'd be a wagon!")」を引用している[注 21]

"Pinewood Derby"[]

  • ニュースリポーターによって映画「スタートレック:ファーストコンタクト」が言及される。
  • 銀河警察が操縦する宇宙船は、同映画でヴァルカン人が操縦していた船のデザインと同一である。

シーズン15[]

"HUMANCENTiPAD"[]

  • アップルの受付係が交信をする場面は、宇宙大作戦のエピソード「バルカン星人の秘密」が基となっている。

"Funnybot"[]

  • オモロボットが過負荷によりエラーを起こした際に発したせりふ「解析せよ……解析せよ!("Analyze!... Analyze!")」は、宇宙大作戦のエピソード「超小型宇宙船ノーマッドの謎」に登場した探査機ノーマッドが同じくエラーを起こした際に発したせりふの引用である。ロボットにパラドックスを解析させることで論理的矛盾に陥らせ、故障させる、という撃退方法を考案したのはカイルだが、この撃退法は同エピソードと全く同一である。またオモロボットの移動させるために、カイルは同エピソードに登場した反重力ユニットを利用している。なお、パラドックスを用いて機械に過負荷を与えて故障させるという攻撃は、宇宙大作戦のエピソード「不思議の宇宙のアリス」でも用いられた。

シーズン17[]

"Black Friday"[]

  • ゲーム機PlayStation®4[注 22]を手に入れるために、エリック・カートマンはゲーム・オブ・スローンズ[注 23]の仮装をした友人らとともに、スタートレックファンの少年たちを仲間に引き入れようとする。カートマンは彼らをまぬけなゲイども(dorks and gay)と陰でけなしながらも、スポックの名言「長寿と繁栄を("Live long and prosper")」と似た文句「ガツンとヤって繁栄を("[...] big dong and prosper")」で呼び掛けを行なった。

シーズン20[]

"Member Berries"[]

  • ランディがリビングルームでくつろぎながらナツカシベリーを食べる場面で、ベリーたちがスポックや宇宙艦隊トリコーダーに言及する。

シーズン22[]

"Unfulfilled"[]

  • ジェフ・ベゾスのモデルとなったのは、本人および宇宙大作戦のパイロットエピソード「歪んだ楽園」に登場したタロジアンである。なお、タロジアンはパイロットエピソードだけでなく、シーズン1のエピソード「タロス星の幻怪人」の前編後編にも登場する。
  • 「歪んだ楽園」の脚本が数カ所取り入れられている。

脚注[]

訳注[]

  1. "STAR TREK/スター・トレック 公式サイト". パラマウント.
  2. "スタートレック:ファーストコンタクト". Memory Alpha.
  3. 「英雄になろうとするな、ただの男であれ」と言葉を掛けたスタンウィリアム・T・ライカー中佐の代役であり、言葉を掛けられたイエス・キリストゼフラム・コクレーン博士の代役であった。
  4. "白鯨". Wikipedia.
  5. "スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!". 映画.com.
  6. "Tristan Adams" (言語:en). Memory Alpha.
  7. "Simon Van Gelder" (言語:en). Memory Alpha.
  8. "パラレルワールド". Wikipedia.
  9. "スタートレックII カーンの逆襲". Wikipedia.
  10. "パトリック・スチュワート". Wikipedia.
  11. "タイムトラベル". Wikipedia.
  12. "ウィリアム・シャトナー". Wikipedia.
  13. "VHS". Wikipedia.
  14. "ライオン・キング". Wikipedia.
  15. "レナード・ニモイ". Wikipedia.
  16. "スウェット". Wikipedia.
  17. "マッドマックス2". Wikipedia.
  18. "キャプテン&テニール". Wikipedia.
  19. "フォックス放送". Wikipedia.
  20. "カーン・ノニエン・シン". Wikipedia.
  21. 信じられない事実や言葉を目の当たりにした際に、それがいかに「非現実的である」であるかを婉曲的に言い表す皮肉である。
  22. "PlayStation®4". SONY.
  23. "ゲーム・オブ・スローンズ". Wikipedia.
Advertisement