サウスパーク不動産グループ(South Park Realty Group)はエリック・カートマンが設立した企業である。売主と買主に代わって不動産の媒介契約を行う。シーズン25のエピソード"City People"に登場した。
背景[]
母親が不動産会社への就職を決めたと聞いたカートマンは、学校終わりにひとりで家にいることをひどく嫌がる。リアンが職を得たことがどうしても許せなかったカートマンは、親友のバターズに協力を求めて、母・リアンを退職に追い込む計画を立てる。リアンと同じく不動産業者となったカートマンは、自ら会社を設立して、ニューヨーク州の都会人を顧客に大量の物件を売り込む。
事業は成功したが、この経済的成功はサウスパークの町民――とりわけ商工業議会の面々には受け入れられなかった。議員のひとりであるルー・キムは、町に都会人があふれても町民になることは決してないと主張する。なぜならば都会人は自身と同じ都会人を毛嫌いしており、サウスパーク町が都市化すれば町への興味を失い、他の田舎へと出て行くからである。サウスパーク町を繁栄させてはならない、というのがルー・キムの持論であった。
ブラック家がクレディグリディ・ウィードへと引っ越して空き家となった旧ブラック宅を、カートマンは都会人の集団に売りつける。この契約により多くの都会人がこぞって旧ブラック宅へと越してきたのだが、ジンボら商工会議員らが住宅を銃撃して脅迫行為に及んだため、都会人らはほとんどが町から逃げだした。
ブラック宅内にはリアンもおり、カートマンと再三に渡っての口論を繰り広げていた。カートマンがただ自身の関心を集めるために不動産グループを立ち上げたと理解していたリアンは、最終的に退職を決意して、カートマンの望みを受け入れる。自身の希望よりも、彼女は町の治安や町民、そして最愛の息子の気持ちを優先する。
リアンが仕事を辞めると聞くや、カートマンは喜んで不動産会社を閉業する。収入源がなくなったカートマン親子はカートマン宅に住みつづけることが不可能となり、結果コニーアイランド・ホットドッグへの引っ越しを余儀なくされた。