サウスパーク・アーカイブス Wiki
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404s censored

ここは過去に放送・発売されたサウスパークシリーズのエピソードおよびゲームに対する諸国の検閲事例を一覧したページである。

エピソード[]

シリーズ上もっとも有名で特筆に値するエピソードは"Super Best Friends"、"Cartoon Wars Part I"と"Cartoon Wars Part II、それから"200"と"201"である。

South Park: The Stick of Truth[]

2013年12月19日、本ゲームはオーストラリア連邦で2度の検閲を受けたと報道された。オーストラリア等級審査委員会(ACB)[注 1]によれば、残酷な描写が目立つ外科手術の場面や、直腸に探査機を埋め込まれるといった場面は検閲の対象となる[1]

最終的には不適切な描写を修正することで、2013年11月21日に18歳以上を対象としたゲームとして発売が可能となる。ただしゲーム概要には「非常に品のないユーモア、性描写、性暴力を助長させるような描写」があるとして警告文が添付された。さらには該当の検閲場面は黒塗りになり、泣き顔が描かれたコアラの画像と「検閲(CENSORED)」と大きく書かれた赤文字で隠された[1]

2014年2月26日、ヨーロッパ周辺地域(ヨーロッパ、中東、アフリカ)における系列会社Ubisoft EMEAによって、Playstation 3およびXbox 360版のゲームが検閲対象となったことが公式発表される。
 検閲対象となった場面はオーストラリア連邦と同一であり、該当シーンは顔を手のひらで覆った人間の彫刻と、欧州旗で隠されている。ただし場面の概要は画面内の字幕にて説明が付記されている[2]

さらにオーストリア共和国およびドイツ連邦共和国では、ナチ党関連の描写に検閲が掛けられている。代表的な描写は、かぎ十字のシンボル(卍を回転させた記号)や、ナチ党員のする敬礼である[3]
 さらにアドルフ・ヒトラーの演説(例として敬礼中の場面など)は、まるで無関係の音声に差し替えられるか、規制音によってかき消されている。またナチ党を思わせる描写には全て黒い長方形で塗りつぶし処理が施された。

宗教的観点からの検閲事例[]

アメリカ合衆国[]

連邦通信委員会[注 2]の定めた規則に従い、"ass"、"bitch"、"fuck"など公の場で口にすべきでない卑語や宗教的観点より不適切な単語にはせりふに規制音が挿入されることになった。

イラク共和国[]

South Park: Bigger, Longer & Uncutは、当時の大統領であったサッダーム・フセインを同性愛者のキャラクターとして登場させたという理由で放送禁止となる[4]

インド[]

サウスパークの放送内容が「視聴者に不快感を抱かせる(offensive)」という理由で2010年に検閲がかけられた[5]。しかし、2020年5月14日にはシーズン15以降のエピソードがNetflix(動画配信サイト)で視聴可能となった[6]

オーストラリア連邦[]

メルボルン教区の大司教であるデニス・ハート(Denis Hart)が、2006年に放送局SBS[注 3]に対して"Bloody Mary"のエピソードを放送しないよう求めた。SBS側はこの要求を受け入れ、また2010年に他局のナイン・ネットワーク[注 4]もこの動きにならって"Bloody Mary"を放送禁止にした上で、代わりに"Christian Rock Hard"を放送する[7]。しかしながら、スペシャル・ブロードキャスティング・サービスの傘下であるSBS 2[注 5]は一連の行動にならわなかったため、2016年ついに"Bloody Mary"が放送された [8]

クウェート国[]

エピソード内に登場するジョークがイスラム教を嘲笑ちょうしょうするものだとして、アニメーション番組そのものが検閲の対象となる[9]

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国[]

有料放送局Sky One[注 6]が"Proper Condom Use"のエピソードを放送禁止とした[10]

中国大陸[]

"Band in China"の放送後、動画配信サービス、SNS、ファンサイトにおいてサウスパークに関わる全作品の取り扱いが中国大陸全域で禁止となる。この処置に対して制作者のトレイ・パーカーおよびマット・ストーンは、皮肉を込めた声明を発表することで中国政府に返答した[11]

ロシア連邦[]

当国で放送権を所有している2×2(Дважды два)[注 7]は、"Pinewood Derby"でウラジーミル・プーチン大統領を他国と同様に「欲にまみれた卑しい統率者(greedy and desperate leader)」であると描写されたにもかかわらず対策を講じなかったとして責任を追求される。当放送局は、ロシア連邦政府から2度も警告を受けた出来事が有名である。
 サウスパークおよび他のアニメーション番組(ザ・シンプソンズファミリー・ガイ)の放送内容が不道徳な思想の容認と視聴者の暴力性を促進する要因となり得る、もしくは同性愛や小児性愛を政治的に利用するきっかけになり得るとして、連邦政府は2×2のチャンネル閉鎖を強く要求した[12]

脚注[]

出典[]

  1. 1.0 1.1 "Anal Probes Caused South Park: The Stick of Truth’s Pain Down Under" (言語:en). IGN (2013年12月19日).
  2. "South Park: The Stick of Truth Censored in Europe" (言語:en). IGN (2014年2月26日).
  3. "Why has the South Park: Stick of Truth game been censored in Europe?". The Guardian (2014年3月5日).
  4. "Saddam Hussein Made to Watch ‘South Park’ ‘Repeatedly’". hollywood.com (2006年8月28日).
  5. "South Park in India shuts, runs into trouble in US too". Hindustan Times (2010年6月22日). 元出典先より2011年11月9日に複製
  6. "South Park: Season 23 Netflix India". What's New on Netflix.
  7. "Updated: Nine pulls “Bloody Mary” South Park episode". tvtonight.com.au (2010年5月21日).
  8. "SBS Finally Airs Banned South Park Episode After 10 Years". bandt.com.au.
  9. "15 TV Shows You Didn't Know Were Banned In Other Countries". Screen Rant (2017年6月23日).
  10. "South Park: The 9 Most Controversial Episodes Ever". CinemaBlend (2019年10月15日).
  11. "'South Park' Scrubbed From Chinese Internet After Critical Episode". The Hollywood Reporter (2019年10月7日).
  12. "Russian TV censors ‘South Park’ Putin scene". The Hollywood Reporter (2009年7月10日).

訳注[]

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