コンピューターオタクたち(Geeky Computer Guys)もしくはスタートレックオタクたち(Star Trek Nerds)[注 1][注 2]は、問題解決のために主役たちへ複数回手助けをした大学生の青年2人である。科学に精通しているため非常に頼りになる存在だが、スタートレック・オリジナルシリーズの総話数をめぐって分裂するなど、些細な物事に気を取られて実力を十分に発揮できないことがままある。
背景[]
"Fourth Grade"では、進級した現実を受け入れられず3年生へと戻りたがる主役たちに頼まれて、タイムマシン[注 3]を設計・製作する。
"Freak Strike"では、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の二次創作映画[注 4]を手に入れるために主役たちを援助して、バターズの顎に偽の
"Mysterion Rises"では、クトゥルフカルト教信者の集会に参加している。
"Cock Magic"では、おもちゃ店でカードゲームの試合模様を観戦するエキストラキャラクターとして登場する。
外見[]
両者とも丸縁の眼鏡を掛けており、サンダルを履いている。金髪の彼は長髪を後頭部で1つに結んでおり、水色の半ズボンに紺色のシャツを着用している。シャツにはスタートレックの(悪役)キャラクター「ボーグ」の代表的なせりふ「抵抗は無意味だ!("Resistance is futile!")」が緑色の文字で記されている。
茶髪の彼は緑色のズボンに腕の黒いサポーター[注 5][注 6]、赤字で「そう、抵抗は無意味だ!("Yeah, resistance is futile!")」と書かれた黒色のシャツを着用している。
茶色の短髪は生え際が後退しており、口元には同色のひげが生えている。
登場回[]
- "Fourth Grade" - 主役たちの依頼を受けてタイムマシンを製作する。
- "Freak Strike" - バターズの顎に偽の睾丸を取りつける。
- "Red Sleigh Down" - クリスマスを祝う場にエキストラとして登場する。
- "Good Times with Weapons" - 武器市場に陳列されたナイフを見ている。
- "Mysterion Rises" - クトゥルフカルト教の集会に参加する。
- "Cock Magic" - マンガ専門店で開催されたマジック:ザ・ギャザリング(CCG)の試合を観戦する。
トリビア[]
- カイルによると、2人は大学に通っており、ブロフロフスキー家の隣人であるようだ。
- DVDに収録された"Fourth Grade"のコメンタリー[注 7]では、共同製作者のマット・ストーンによってオタク2人の設定背景が明かされた。ストーンによれば、彼らは「技術屋(systems guys)」のショーン・ラヴァーティ(Sean Laverty)とJ・J・フランズンをモデルに創作されたキャラクターであり、ウェブサイトに掲載された顔写真とキャラクターデザインはよく似ていた。
- 初登場したエピソード"Fourth Grade" で、彼らはスタートレックの話数について言及しており、さらに両者ともにボーグのせりふを引用したシャツを着用している。ボーグは『新スタートレック』に登場する悪役であり、あらゆる生命体を自身の属する概念的な組織と同化させようと武力を行使する危険な存在である。
脚注[]
出典[]
- ↑ 1.0 1.1 ""South Park" Fourth Grade (TV Episode 2000)". IMDb.com.
訳注[]
- ↑ "nerd". Cambridge University Press.
- ↑ 外面もしくは内面、またはいずれの魅力も欠如しており、社会性に乏しい人間。一方でコンピューターなどの深いIT知識を持ち合わせていることが多く、また男性を指すことが多い。
- ↑ "タイムマシン". Wikipedia.
- ↑ "Fan edit" (言語:en). Wikipedia.
- ↑ "手首用サポーター". ファイテン株式会社.
- ↑ シーズン10のエピソード"Make Love, Not Warcraft"でオンラインゲームWorld of Warcraftに明け暮れていたオタクのジェンキンスも同じくサポーターをしていたことから、茶髪の彼もゲームが趣味であるという可能性が示唆される。
- ↑ "オーディオコメンタリー". Wikipedia.