クレイグ一味(Craig's Gang)もしくはクレイグと野郎ども(Craig and Those Guys)で知られるこの集団は、クレイグが率いる4年生の少人数グループである。メンバーはクレイグ・タッカー、トールキン・ブラック、クライド・ドノヴァン、ジミー・ヴァルマーで構成されているが、まれにトゥイーク・トゥイーク、ジェイソン・ホワイト、バターズ・ストッチなど他の生徒が加わることもある。
背景[]
サウスパークのエピソードでは、頻繁に行動を共にする4年生のグループが存在しているが、主役たち(スタン、カイル、カートマン、ケニーと、バターズも含む)ともよく交流している。
"South Park is Gay!"や"Good Times with Weapons"に見られるように、クレイグ一味はしばしば主役たちと対立することもあるが、おおむね両者の仲は良好である。放課後に時間を過ごしたり、昼食を同じテーブルでとったり、お互いに助け合うエピソードもある("Eat, Pray, Queef"、"Make Love, Not Warcraft"、"Marjorine"、"Crack Baby Athletic Association"、"The F Word")。"Free Willzyx"では協力関係を結ぶことで、水族館に閉じ込められているシャチを「故郷」である月へ帰そうとした。
"Super Fun Time"ではクレイグとケニー・マコーミック、ジミー・ヴァルマーとカイル・ブロフロフスキーがそれぞれでペアを組んでいる。
シーズンが重なるに連れて、主役たちのメンバー構成に変化が生じてくる。またクレイグらに対するライバル意識も目立って描写されなくなると、伴ってクレイグ一味の登場回数も増していった。特にシェフの死後、主要メンバー3人はほぼ毎回のように主役たちとカフェテリアで昼食を共にしている。
メンバーの中でもクレイグは、主役に対する非友好的な態度を顕著に示している。"Pandemic"と"Pandemic 2: The Startling"のエピソードによれば、クレイグは主役たちの欲求を抑止できない衝動性の強さや危機管理能力の欠如、また過去の経験から学ばない学習能力の乏しさに嫌悪感を覚えるようだ。しかしながら以降のエピソードでは、クレイグが主役たちと対立する場面はあまり描かれていない。
クレイグ・タッカー[]
クレイグは青いジャケットと、よく似た色のチュージョ・ハットをかぶっている。帽子の頂部には黄色の毛糸玉付きである。初期シーズンでは青いジーンズを履いていたが、最近は腰より高い位置で履くハイウェストの黒いズボンを身につけている。"The Losing Edge"で頭髪は茶色だったが、大抵は黒髪として描写がされている。目の色は"Good Times with Weapons"のエピソード上では青色である。
トールキン・ブラック[]
トールキンはオレンジ色のイニシャル"T"が印刷された、明るい紫色のシャツを着ている。ブランドはアルマーニ・エクスチェンジである。ズボンの色は暗い灰色である。アフリカ系アメリカ人であるため肌の色は暗く、髪は黒い短髪である。
クライド・ドノヴァン[]
クライドはのヘアスタイルは短髪よりはいくらか長い茶髪である。赤茶色(burgundy)の上着と灰色を帯びた茶色のズボンを履いており、時おり藍色の手袋をはめている。なお上着の下には牛の頭部が印刷された緑色のTシャツを着ている。
外見上は他の生徒とほとんど差異がないにもかかわらず、クライドはカートマンに次ぐ肥満児と認識されている。
ジミー・ヴァルマー[]
ジミーは黄色の長袖シャツと青いジーンズを身につけており、黒いブーツを履いている。歯には矯正器具が装着されており、顔の形は左右非対称である。茶色の髪に長いもみあげを持つ。
ティミーと同様、彼も障害を持つ生徒であり、重度の脳性麻痺症状が見られる。しかしながら松葉杖の補助があれば歩行が可能であるようだ。
"Cripple Fight"から"Super Fun Time"では眉毛の色は髪と同色であったが、"The China Probrem"で登場した際には他の生徒と同様の黒い眉に変更されていた。
- クレイグ一味の画像はクレイグ一味/画像を参照のこと
メンバー[]
正規メンバー[]
クレイグ一味は構成員の変動が時おり見られるが、その中でも以下の4人はもっとも登場回数が多い。
非正規メンバー[]
グループ内では代替やメンバーの新規加入が時おり見られるが、その中でも代表的なキャラクターが以下である。