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イスラエル国(Israel)は中東の国であり、またユダヤ人およびイエス・キリストの祖国とも言われている。アニメ本編での初登場はシーズン17のエピソード、"Ginger Cow"である。

背景[]

"Christmas Time in South Park"でブロフロフスキー家は、ユダヤ人の祝日・ハヌカに関する歌を歌った。紀元前に、ユダヤ人はギリシア人とその文明であるヘレニズム文明への支配から脱するために反乱を起こした。そしてギリシア軍に勝利して、「イスラエルの地("Land of Israel")」と呼ばれるユダヤ属州("Province of Judea")を設置する。この一連の歴史を祝う日がハヌカであり、歌の内容そのものである。

イスラエル国は"All About Mormons"でも言及がされている。突如目の前に現れたネーティブ・アメリカンの天使モロナイに導かれて、ジョセフ・スミスはモルモン教を設立するに至った。天使は自らを白人だと主張していたが、その根拠を以下のように述べている。

『その昔、ネーティブ・アメリカンは白人であった。私たちはエルサレムからアメリカ大陸に渡り、そしてイエス・キリストに巡り会った。われわれは民族戦争によって全滅したが、その戦いが神の怒りに触れたため、罰として彼らは肌を赤く染められたのだ。それが今日に知られるネーティブ・アメリカンである
("Long ago all Native American were white. We all came to America from Jerusalem. And while we were here we were visited by Christ. Eventually, my people were all killed by the other tribe of Israel, and as punishment, God turned their skin red. These are the Native Americans you know today")』

 なお考古学上では、ネーティブ・アメリカンは18,000年も以前にアジアからアメリカ大陸に渡ってきたというのが事実である。

イスラエル国はカイル・ブロフロフスキーによっても言及がされている。"The Passion of the Jew"でメル・ギブソン監督の制作した映画を見たカイルはトラウマ(心的外傷)を体験したため、マキシ神父の元へと相談に行った。その時のせりふを以下に引用する。

『えっと、これは友達の話なんですけど……その友達は「イスラエルの選ばれし民族(※ユダヤ人)」の1人なんです。だけどその選ばれし民族が、ある日うっかりあなたの主を殺してしまったんですよ
("Well, I have this friend, see? And this friend belongs to a certain, Chosen People of Israel. And it... so happens that these chosen people killed your Lord.")』

"A History Channel Thanksgiving"で登場したイスラエル出身のアメリカ人女優ナタリー・ポートマンは、イスラエル国のヘブライ大学で美術の学士号を取得したと主張していた。

"Ginger Cow"で、カートマンは牛に赤毛のアフロヘア・スタイルで赤い模様を施した。その後、赤い牛がキリスト教、イスラム教、ユダヤ教で予言を象徴する動物であることが発覚し(この3つはイスラエルの主要な宗教であり、のちに信徒たちがサウスパーク小学校に集結する)、それぞれの指導者たちは赤い牛をいけにえとしてイスラエル国に送るよう要求した。3宗教はヴァン・ヘイレンのロゴを掲げて、イスラエル国で大規模なロック・コンサートを催した。しかしその後、この赤い牛は預言とは対照的に、世界を破滅へと導く災いの象徴であることが明らかになった。

"Not Funny"にて、アメリカ合衆国の陸軍士官がハーバート・ギャリソン大統領に電話の取り次ぎをする。デンマーク王国への対処法を思案するギャリソンには、イスラエル国の首相やその他の緊急を要する連絡が3つ来ていた。

"Board Girls"で、冷戦をテーマとしたボードゲーム上に登場する。

"South ParQ Vaccination Special"で、イスラエル国の航空便がコロナワクチンを運搬してくる。イスラエル国で開発されたワクチンの余分が、Qアノンの行動によって(※意図せず)町の大人たち全員に供給されることとなった。

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