イエス・キリスト(Jesus Christ)は神の子であり、ただ1人の主であり、救世主であり、キリスト教の創設者である。シリーズ内で数多くの出番があるが、その中で彼自身が出演するテレビ番組「イエス・キリストと仲間たち」では一般人の悩み相談を自ら受けている。またスーパーヒーロー団体スーパー・ベスト・フレンズのメンバーでもある。
潜在能力と顕在能力[]
"Super Best Friends"冒頭で、キリストは超人的な能力を持たないキャラクターとして描写された。彼自身は超能力を持つと主張していたが、人々が見ていない隙に水の入ったジョッキをワイン入りのジョッキ[注 1]にすり替えるなど、その場しのぎのうそでしかなかった。しかし同エピソードの後半で、彼はジョン・ウィルクス・ブースの彫像を超人間的な速度で創造するという能力を発揮する。
さらに、短編アニメーションの2作目The Spirit of Christmas: Jesus vs. Santaでは、火の玉を手から放つ戦闘シーンが描かれている。
この他、彼が持つ能力としては「蘇生」がある。たとえば"Fantastic Easter Special"のエピソード内で幾度も殺害されたキリストだが、彼は彼自身の意思でもって死亡するたびに生き返った。この能力はケニーと似ているが、キリストは自らの意思で場所を選ばず蘇生が可能という点で大きく異なっている。
また、"Red Sleigh Down"でサンタクロースの骨折を治癒させていたことから、キリストにはけがを治す癒やしの能力があると示唆された。
関係性[]
サンタクロース[]
イエス・キリストと同じくクリスマスの象徴とされているサンタクロースと、キリストは特別な関係性を持っている。大抵のエピソードで対立する2人だが、しかし、大抵のエピソードでは同じく和解をして友人関係を再構築している。
The Spirit of Christmas: Jesus vs. Santaではクリスマスの本質について口論した結果、殴り合いのケンカにまで発展したキリストとサンタクロースだったが、ブライアン・ボイタノに知恵を授けられて仲直りをする。
"Mr. Hankey's Christmas Classics"で2人は二重唱を客前で披露するのだが、曲の途中でサンタクロースが「キリストに関するクリスマスの楽曲は300もあるのに、サンタクロースのは4つしかない!("There's, like, 300 Jesus Christmas songs and only four fucking Santa ones!")」と怒りの主張を始める。しかしその後2人は再び和解しており、ともに楽曲「ホワイト・クリスマス[注 2]」を歌った。
"Red Sleigh Down"では、イラク共和国でソリごと撃ち落とされて軍人から拷問を受けるサンタクロースを、危険と知りながら救出しようとするイエス・キリストの姿が描かれる。しかしながら、任務に失敗した彼はイラク軍に殺害され、サンタクロースの身代わりとなった。そのため、サンタクロースはエピソードの終盤で、キリストの死をたたえて彼に敬意を表している。
ビデオゲーム[]
South Park: Phone Destroyer[]
脚注[]
出典[]
訳注[]
- ↑ "ジョッキ". Wikipedia.
- ↑ "ホワイト・クリスマス (曲)". Wikipedia.